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パソコン相撲 入門

栃木で、宿のガキに頭をはたかれるの巻

2009-09-02 01:03:59 | パソコン相撲
私はこの前、自分にとっては曰く付きの町を旅して来ました。
生い立ちに絡む鬼門とも言える所なのです。
旅好きの小生が、旅しにくい気持ちを引きずって行ったのでありました。

ちょうど台風が来ていて、強風、暗雲垂れ込めて前触れのような……。
ますます、なにやら嫌な予感がして来ました。
夕方になって、その日のホテルに向かいました。
さあ、おまたせ、いきなり珍事に見舞われたのです。

そのホテルの事は、電話で予約した時からして、おかしかったのです。
宿代が7000円と書かれているのに、8000円と言い出し、
こちらが渋っているとサービスで7000円でいいとのこと。
何か変と思い、違うホームページで宿の写真を見れば、やけに古びたどう見ても旅館。
さてさて、どんな宿やらと近付いていったのです……。

(あった、あった、これか、やっぱり古いな)
(玄関先で子供が二人さわいどるな、横のいるのはお母さんかいな、派手やな)
(そや、夕飯のまずさを考えて菓子屋でお団子こうたろう)
(おそらく、そやないか。取り合えず知らんぷりして通りすぎましょかいな)

私はお団子を買ってから、また戻って玄関をくぐったのでした。
「ごめんください、電話で予約しました○○です、よろしくお願いします」と言い、
靴をぬごうとして頭をさげた刹那……。
「おまえ、さっき通っただろう」パシッ。
なんと、あの5、6才のガキが客の頭をはたいてきた。
いくらガキといえども尋常ではない、本当のクソガキ以外の何者でもない。
空恐ろしいどころか、この旅館まがいの「ホテル」、つぶれるね。
とんだ跡取りになるは必定。

お母さんと見えし人は、怒るそぶりもなくまったくの平気顔。
案内されて廊下を歩いてる時も、このガキはじゃれついてくる。
部屋の中までやって来て、敷いてある布団にもぐりこむ始末。
夕飯の時も、隙間から覗いてきて楽でもないことしきり。
ワンパクにも程がある。

その宿は、戦前のころからやっている老舗ではある。
陸海軍指定旅館、鉄道省指定旅館とかの看板が飾ってあった。
趣きがあって良いのだが、旅館のような民宿のような、「ホテル」である。

つらつら思うに、いきなり客の頭をパシッはない。
末恐ろしい跡取り息子に出会ったものである。
私の予感は当たるであろうことに。

ああ、おそろしや……。

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