侘寂菜花筵(わさびなかふぇ)

彼岸の岸辺がうっすらと見え隠れする昨今、そこへ渡る日を分りつつ今ここを、心をこめて、大切に生きて行きたい思いを綴ります。

三菱一号館美術館、丸の内、建築探訪

2010-09-16 22:53:10 | Weblog
明治40年代、ここ馬場先通りには次々と煉瓦造りのオフィスビルが建築され、「一丁倫敦」と呼ばれるようになっていたらしい、、 ジョサイア・コンドルさんの設計で明治27年に竣工、地上三階、地下一階建て、英国ヴィクトリア時代のクィーンアンスタイル。  そして、高度経済成長期、赤煉瓦のオフィスビルは次々と姿を消し、  昭和43年、旧三菱一号館は姿を消したのだが、誕生から ほぼ100年がたつ2010年、創建当時とほぼ同じ姿を忠実に復元して、この地に蘇ってきた。 . . . 本文を読む

野分、、

2010-09-16 07:13:50 | Weblog
 源氏物語の「野分」、印象的な場面です。夕霧がお父様の大事にしておられる、紫の上を垣間見て、ため息をもらさんばかりに深く感動してしまう、、それに気づいた光源氏は「みられたかも、、」などと下衆な事を口走る、、御自身の振るまいは棚にあげて、、フォントに鼻持ちならない男子です、、光君は、、  今朝、寒くて目覚めてしまった。屋根に打ち付ける雨音がかしましい。  ささやかな草木が、いきなりな雨と寒さで身をふるわせている、ようだ。こんな朝は熱い珈琲を淹れて飲もう、と思う . . . 本文を読む