いかに、戦争とは、どんな時代でも、無残で残酷で有り無意味であり、残された家族は、
悲痛であり、またそれを、永遠に心の傷として残すのである。
戦死後、妻キヱは、3年忌を前に、下記の手紙を、実家宛に送っている。
軍人の妻として、苦渋の手紙である。
因みに当時の、戦死者の祭祀料は、
少佐 |
… |
75円 |
大尉 |
… |
50円 |
中尉 |
… |
35円 |
少尉 |
… |
25円 |
准士官・下士 |
… |
10円 |
兵卒 |
… |
5円 |
当時の煙草は1箱4銭であった。
その後の残された母子の消息については、私は胸が痛く文献を、探す気力がないので
お許し願いたい。
・昭和七年四月、群馬の刊根川べりに建碑。
福島は、生涯を通じて、学究心の強かった激情闘魂の壮士。
参考 文献
八甲田連峰 吹雪の惨劇
(小笠原狐酒・著)
八甲田山 死の彷徨
(新田次郎・著)
青森市史 別冊
雪中行軍遭難60周年誌
(青森市史編纂室・編纂)
青森歩兵第五連隊
雪中遭難記録写真集
(小笠原狐酒・監修)
われ、八甲田より生還す
弘前隊・福島大尉の記録
(高木勉・著)
八甲田山から還ってきた男
雪中行軍隊長 福島大尉の生涯
(高木勉・著)
八甲田山 死の雪中行軍
真実を追う
(三上悦雄・著)
青森聯隊遭難 雪中行軍
(百足登・編纂)
遭難始末
(青森歩兵第五聯隊・編纂)
八甲田遭難記
(陸上自衛隊第九混成団本部・編纂
広報とわだ No.1031
(十和田市・発行)
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