5月20日 新国立劇場 小ホール
作:デーア・ローアー
翻訳:三輪玲子
演出:岡田利規
出演:吹越 満、柴本 幸、鈴木浩介、内田 慈、広岡由里子
美術:塩田千春
アフタートーク付
ドイツの女性作家の原作。
パン職人の父と娘と母と娘の恋人。近親相姦の話。
内容的にはドロドロしている話だけれど、なんとなく乾いた感じがしました。
棒読みのような台詞回しが独特な世界観をかもし出していて、最初違和感を感じたのですが、しばらくしていると、ドイツの話を日本語でやるための必然なのかな?と不自然さが消えてしまいました。
アフタートークで演出の岡田利規が「わかりやすい演劇ではなく、違和感をもってもらう」みたいなことを言っていたのですがそういう意図の元に広がっていた世界でした。
岡田利規の演出を見たのは2回目でしたが(前回は別役実の"ともだち")やはり、独特なものを感じる演出でした。
オリジナルのチェルフィッシュは観たことないのですが、やはり同様な感じなのでしょうか?
好き嫌いが分かれる作品かな?