
ガラスの葉
10月2日 世田谷パブリックシアター
作:フィリップ・リドリー
翻訳:小宮山智津子
演出:白井晃
出演:萩原聖人、田中圭、平岩紙、銀粉蝶
とても衝撃的なことが起きたとき、そのことから目を背け、心の中にふたをしてしまうか、きちんと現実に向き合い、苦しみもがきながらも、這い上がっていくのか…
父の自殺というショッキングな出来事が起きたのは、兄が15歳、弟が10歳のとき。
兄は、表面上は平穏に暮らし、現在は忙しく働いている。
弟は、そのショックから抜け出せずに、酒におぼれ、どん底まで落ちていったが、今は酒を絶ち、絵を描いて心の平穏保つようになってきた。
兄の妻が妊娠したことから、兄の様子がおかしくなる。
事実に向き合った弟と違い、母と兄はそのショックから記憶を捻じ曲げ、事実から目を背けて生きている。
弟が平静を取り戻し、事実に向き合わない母と兄を非難したとき、事実を受け入れようとしない兄は、弟に酒と死を与え、そしてまた、記憶を捻じ曲げた。
激しい感情のやり取りが、心に突き刺さりました。
平岩紙の大人計画の作品とは違う雰囲気が新鮮でした。
blogランキングに参加してます。
よろしければクリックをお願いします。
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓




にほんブログ村