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わたきょんの観劇(感激)日記

日常生活や芝居についてのあれこれ

ガラスの葉

2010-10-24 11:56:09 | 観劇

ガラスの葉
10月2日 世田谷パブリックシアター

作:フィリップ・リドリー
翻訳:小宮山智津子
演出:白井晃
出演:萩原聖人、田中圭、平岩紙、銀粉蝶

とても衝撃的なことが起きたとき、そのことから目を背け、心の中にふたをしてしまうか、きちんと現実に向き合い、苦しみもがきながらも、這い上がっていくのか…

父の自殺というショッキングな出来事が起きたのは、兄が15歳、弟が10歳のとき。
兄は、表面上は平穏に暮らし、現在は忙しく働いている。
弟は、そのショックから抜け出せずに、酒におぼれ、どん底まで落ちていったが、今は酒を絶ち、絵を描いて心の平穏保つようになってきた。

兄の妻が妊娠したことから、兄の様子がおかしくなる。

事実に向き合った弟と違い、母と兄はそのショックから記憶を捻じ曲げ、事実から目を背けて生きている。

弟が平静を取り戻し、事実に向き合わない母と兄を非難したとき、事実を受け入れようとしない兄は、弟に酒と死を与え、そしてまた、記憶を捻じ曲げた。

激しい感情のやり取りが、心に突き刺さりました。

平岩紙の大人計画の作品とは違う雰囲気が新鮮でした。




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