

ヴィラ・グランデ 青山 ~返り討ちの日曜日~
11月16日 シアタークリエ
作・演出:倉持裕
出演:竹中直人、生瀬勝久、山田優、谷村美月、松下洸平、田口浩正
昔は一緒に仕事をしていて、同じマンションに住んでいた2人の男。
片方は、今もマンションに娘と住んでおり、もう片方は、マンションを貸し部屋にして別なところへ移り住んでいる。
娘の元彼に殺されそうになり、元彼が詫びに来るので立ち会って欲しいと依頼されて、久々に顔を合わせた2人。
かつて住んでいた頃とは、変化しているマンション。
極めつけは、マンションの管理人。
真面目だった老人が、小説家を目指すいい加減な男に替わっていた。
元彼の友達はやってっくるが、肝心の元彼は姿を現さない。
マンションのロビーで待っている2人は、さながら「ゴドーを待ちながら」のよう。
自分の部屋を借りているのが若い女性と知り、いつの間にか付き合っちゃっている男。
男の部屋と彼女の部屋は、同じセット。
照明と壁に飾ってある絵で区別をつけていた。
同時に進行している場面は、ちょっとスリリングな感じがしました。
彼女の趣味に一生懸命合わせようとしている男と、不倫状態に終止符を打とうとしている彼女との温度差が、ボタンを掛け違えているような落ち着かなさを感じさせられて、結論をハッキリと提示しないまま物語は終わってしまう。
倉持裕らしい終わり方って言えば、らしい感じ。
途中は、シアタークリエ向けにわかりやすく話が進んでいるので、中途半端って感じる人も多かったのでは?
自分の部屋にやってきた家主の男を、プライベートに踏み込ませないようにする態度が、山田優の長い足と柔軟さを生かしたもので、あっと思わせるシーンになっていました。
歌の披露もあって、彼女の持ち味を随所に味わえる舞台になってました。
竹中直人と生瀬勝久のかけあいは、予想以上に面白かったです。
竹中直人の舞台は暮れに上演することが多いですね。
「竹中直人の会」「竹中直人の会改め竹中直人の匙かげん」があったけど、今回は「竹中×生瀬企画」だそうで、今後もシリーズ化になるのでしょうか?
ぜひ続けていただきたいです

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