上野オークラ劇場にて鑑賞。
監督・脚本:清水大敬
出演:青山菜々、柏木もえ、他
ピンク映画館というものが上野に存在する。
昔はAVが無かったから、映画館でポルノを観るということに価値があるのは分かる。
しかし自宅でAVが観れる時代になるとピンク映画は廃れていった。
それでも、ピンク映画館に足を運ぶ者てどんな物好きなのか。
それを確かめに行くべく、上野に足を運んだ。
不忍池のすぐそばにあるオークラ劇場。
ピンク映画館は、ホモのハッテンバと化していると事前に調べていた。
恐る恐る足を踏み入れた。特選劇場というのも2階にあるが、こちらの方がハードルは高いそうだ。
フロントは何の変哲もない。券売機でチケットを買うスタイル。
受付のおばさんが入念に消毒を行っていた。
しかし劇場の扉を開けると確かに事前情報通りだ。
席は空いているのに、後ろの方で立ち見してるおっさんたち。
観客の9割5分はおっさんだろう。
人の出入りが激しすぎて落ち着く暇もない。
端っこの方で喘ぎ声を出し始めるおっさん。横を振り向く勇気がなかったが、行為に及んでいたのかもしれん。
空いてる席に適当に座ったが、ドリンクホルダーにペットボトルが置かれたままで意味ありげで何か怖かった。
かばんをしっかり前に抱えて防御態勢を整える。
しかしよぎる不安とは裏腹に、何も起こらないのであった。
途中でカップルで入ってきた中年の客がいてびびった。
何度も出入りしてるおっさんは、映画を観る以外の目的があるのだろう。
それが何なのかまでは分からなかったが。
とにかく座ってから映画が終わるまで、帰りたくて仕方がなかった。
入れ替え制で3本立てだけど、1本目終わって即劇場を後にしたわ。
で、映画の内容。
普通のAVでしかない。コメディタッチでつまらん。
たまたまコメディタッチの作品に当たっただけなのかもしれんが、
ピンク映画でこんなにつまらんものか。
興奮する箇所が1つもない。シェーンのくだりは面白かったが。
もうピンク映画を観ることはないと思います。
くだらない。
よくこんなつまらんもの、わざわざ金払って観に来れるなというレベル。
以上
スクリーンの画がピンボケだったりしますし。
まだまだ日本各地に残ってるようなので(教育県の長野にもヒッソリとあります)、劇場巡りも楽しそう。