2023年に観た最後の映画である。
京成ローザにて鑑賞。
監督:前田亜紀
プロデューサー:大島新
音楽:The Bassons
製作:ネツゲン
配給:ナカチカピクチャーズ
上映時間:109分
出演:畠山理仁
『香川1区』の監督とプロデューサー入れ替え。
音楽までダースレイダーが担当w
選挙では泡沫候補はほとんど報道されることはない。
これは候補者を平等に扱う原則に反する。
原則に真面目に乗っ取って活動しているのが畠山氏。
私は、映画鑑賞前から畠山氏を知っていた。
なぜなら、私も選挙大好き人間、泡沫候補大好き人間だからである。
それは、このブログにも一度取り上げたことだが、いのたかしの影響が大きい。
いのたかしは、畠山氏に取材された経験はなさそうだが、江東区から出馬している候補(厳密には泡沫というのには失礼な方)
何度も何度もめげずに立候補しているので、次第に惹かれていったのである。
私はニコ生で企画されていた都知事選泡沫候補と見届ける開票速報みたいな番組で、畠山氏を知る。
なるほど、これで食っている人がいるんだなと思っていたが、現実、食ってはいけない。
特に、本作で焦点が当てられていた中川智晴氏なんか泡沫もいいとこだ。
私も名前だけしか知らなかったが、実は「劣等生でも頑張ればできるようになる」と伝えたいメッセージがあって選挙に出ていることが分かる。
途中でギターまで弾いてるし、普通にストリートミュージシャンやればいいんじゃて気もしたが…
維新政党の人も、右翼っぽいから怖い人かと思いきや話し方は穏やかな人だ。
この映画を面白くしているのは、『センキョナンデス』と同様(畠山氏はちゃっかり『センキョナンデス』のシャツを着て宣伝もしている!)例の銃撃事件なのだが、(冒頭に安倍元総理の応援演説のシーンがあり、それを予感させる)朝日健太郎氏が言葉を喉に詰まらせる光景など、印象深いシーンもあった。
結末:
下地さんの全然勝算もこの先見えないのに結果を重く受け止めながらも歩みを止めない姿勢、諦めかけていた畠山氏にエネルギーを与え、記者としての活動を継続させるのだった。
私も、いのたかしからエネルギーを貰ってまだまだ人生頑張れてるから、その光景を重ね合わせた。
畠山氏の原動力は、選挙に関心持ってほしいから、民主主義で世の中良くしたいという気持ちがあるように思う。
だから投票率の上昇を願った。自分も泡沫記者になりながら。
畠山氏の著作、どれか一冊買おう。
Wikipedia読む限りは、畠山氏が選挙に興味を持っていく過程の方が映像化したら面白そうではある。
以上