喉飴と鞭による映画・小説・漫画論評~このブログを見る者は地獄を見るだろう~

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フェイブルマンズ (2022) ★★★★★

2023-03-12 12:24:07 | 伝記

TOHOシネマズ日本橋で字幕版を鑑賞。

監督:スティーヴン・スピルバーグ

脚本:スティーヴン・スピルバーグ、トニー・クシュナー

製作:クリスティ・マコスコ・クリーガー、スティーヴン・スピルバーグ、トニー・クシュナー

出演:ミシェル・ウィリアムズ、ポール・ダノ、デイヴィッド・リンチ(!)

音楽:ジョン・ウィリアムズ

製作:アンブリン・エンターテインメント、リライアンス・エンターテインメント

配給:東宝東和

上映時間:151分

 

スピルバーグの集大成的作品といっていい。主人公のフェイブルマンは、完全にスピルバーグを模したキャラ。

ジョン・フォードも遡らないとなあ。

ジョン・ウェインとジョン・フォード混同してる人散見される。

 

ユダヤ教徒が、キリスト教徒に迫害されるシーンも新鮮味あったが、「キリストに謝れ!」は笑う。

ユダヤ教の方が先にあったのにな。

最大の笑いポイントは、キリスト被れの女の頭イカれたキスへの誘惑シーンだろう。

そして、個人的に最大に悲しいポイントは、彼女にいとも簡単にフラれるところ。

学生時代の恋人のつもりでしかなかった彼女。

離婚の話をプロポーズのあとにもってきたことが決定打となりフラれる。

それがマズいことだと、焦っているときには気づかないものだ。

ちなみに、スピルバーグ自身も両親と同じく一度離婚している。

 

母親が、真面目な父親よりジョークの得意な父親の友人と不倫するのは、常識的に思春期の子供を4人も抱えた身でどうかしてるが、それでも離婚を決意する母親。悲しくなった。

 

BLACKHOLEでも取り上げられた。

本作を軸に、スピルバーグ作品はまだまだ未見が多いのでどんどん見ていきたい。

以上

 

 

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