TSUTAYAでDVDを借りてきて鑑賞。
レンタル更新時無料クーポンを使用しようと思ったが、そもそもレンタル更新手続きをした店舗で、レンタル更新の会計と同時に借りないといけなかったみたいなので断念。
監督・脚本:北野武
製作:森昌行、吉田多喜男、ジェレミー・トーマス、ピーター・ワトソン
出演:ビートたけし、オマー・エップス、真木蔵人、加藤雅也
音楽:久石譲
製作:Recorded Picture Company、オフィス北野、バンダイビジュアル、エフエム東京、JFN
配給:松竹
上映時間:114分
自分にとってのたけし映画鑑賞は三作目となる。
『HANA-BI』と同じく、破滅の美学映画といったところか。
本作を知ったきっかけは、ZEEBRAの楽曲『Neva Enuff』である。
同曲のPVには、本作の映像が使用されており、本作に出演している真木蔵人もラッパーとして出演している。
確かにアメリカに原爆落とされたことを思い出すと、極右の主張そのもののこの曲の歌詞に奮い立たせられるものがある。
なによりAKTIONがキレッキレでラッパーとして一流であることを思い知らされる。
しかし、映画自体は初めは殺しまくってのし上がっていくが、中盤から狙われる立場に一変する。
北野監督が日本独特の文化を海外に知らしめようと考えたのか、大杉漣演じるヤクザが些細な事で切腹してみせたり、すぐ指詰めたり、あれじゃあ指がいくつあっても足りないだろう。オーバーキルなシーン含め、すべてが大袈裟にギャグっぽく描かれてる。彼はハリウッドのような派手な爆発などのアクションを嫌い、それに対抗して本作を撮ったとのこと。
もう少し兄弟間の葛藤とかを描いてほしかったもんだが。黒人とアジア人が同列に描かれてるけど、今となってはアメリカではアジア人も黒人に差別されるようだ。
まあ、日本の本来の敵は中国である気もするが。
余談だが、DVDの設計が不親切だ。メインメニューに戻ると本編が最初から再生になってしまう。この時代のDVDはこんなもんなのか?
以上
ビデオテープはメニューなんてなくて、巻き戻さないと見てたところからスタートなんだしそれでいいのに。
原爆とヤクザ(≒マイノリティ)って親和性高そうです。タイトルは兄貴と弟分、義兄弟からでしょーか。
大袈裟な場面や演技も、歌舞伎の見得や隈取りのような誇張するある種の伝統芸なのかもしれません。
それにしても、真木蔵人がラップやってるのちょっと面白い。
Zeebraがホテルニュージャパン火災について哀悼の念(祖父が横井英樹だからかな)を示していたので、ラッパーに対する印象が変わりました。
アメリカのラッパーって抗争してたりするので。あ、ってことはヤクザ?ヘイブラザー、ってゆーし。
(↑本編と全然関係ねー)