アキシル 運営ブログ

訪問看護事業からDX化
空き情報検索サイト「アキシル」を公開し
訪問看護運営とITベンチャーとして発信していきます。

スマイルズの西国立志編のススメ

2022-01-21 08:48:31 | 日記
おはようございます。仙台市太白区の株式会社わざケア代表取締役 訪問看護ステーションわざケア作業療法士の渡部達也です。

スマイルズの自助論。
今こそ読むべき名著です。

最初のページに
「天は自ら助くる者を助る」とあり、
聞いたことがある人は多いと思います。
意味は、人に頼らず自立して努力する者には天の助けがあり必ず幸福が訪れる。 怠惰な者には、決して幸福は訪れない。ということです。
第1章の題名だけ書いていきますが、
 国家が何かをしてくれると思ってはいけない
 政治の責任は国民にある
 邪悪な心や利己心が国家を滅ぼす
 自助の精神で悪しき政治を葬り去ろう
 自主の精神が国と国民を繫栄させる
 祖先の知的財産を後世に伝える
 一般民衆も国家の繁栄に貢献している
 社会は偉大な学校である
 偉人の伝記をひもとく
 困難は最大の援助者である
 シェークスピアの偉大なる観察力
 どのような境遇にあってもなりたい人になれる
 極貧には天才を生み出す原動力がある
   略
 自ら助くる人となる
以上が第1編 自助の精神の目次となります

どうでしょうか。目次を見るだけで内容を読みたくなってくると思います。
コロナ禍だからこそ教科書にすればいいのではないかって思うんですけどね。
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2類相当からの変更を強く望む

2022-01-19 08:01:50 | 日記
仙台市太白区の株式会社わざケア代表取締役 訪問看護ステーションわざケア作業療法士の渡部達也です。

オミクロン株と思われるコロナ陽性者数が各地で増えており、東京都をはじめまん延防止措置の適応となる地域が出てきました。
一方、オミクロン株のデータを調べると、96%は軽傷から無症状でやはり重度化はしにくいようです。

データ上オミクロン株は脅威が少なくなっているとわかってきていますが、国は今までのコロナ対策のままでいくようです。
感染者数が増え病床がひっ迫したらまん延防止、緊急事態。
一般市民には行動制限、ワクチン接種を。と。

重度化にほとんどならないオミクロン株。そのオミクロン株に罹っても重度化しないように3回目のワクチン接種を!と呼びかける国や自治体。
ワクチン接種を促すよりももっと大事なことがあるはずです。

今コロナに罹ると2類相当ですので、コロナに罹ると自由に医療機関にかかれません。
いちいち保健所を通す必要があるわけです。
今みたいにどんどん増えてきて、保健所が機能不全に陥ってしまったら、もし自宅療養をしていて症状が悪化してきてもほっとかれる可能性が高いわけです。

適切な初期治療を行い重度化を防げば、第5波のときのような在宅死は防げるはずなんです。

2類相当から5類に変更するだけで解決することも多いはずなのに、なぜか国は2類相当から変えようとしません。
コロナ関連予算は大きいので、重い病気の方が都合がよい人がいるんでしょう。

2類相当から落とさないのであれば、在宅療養者の症状が進んでも適切に医療機関に受診させることができるくらいの保健所機能を常に担保して欲しいです。

放っておかれて重度化するという、第5波で学んだことをちゃんと生かし、しっかりと対策をしてほしいですね。
今まで通りって本当に意味が分かりません。

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求める医療と病院が行う医療って違いがある 

2022-01-18 08:29:25 | 日記
以前訪問していた高齢の男性。
夫婦2人暮らし。
基礎疾患はパーキンソン病。
徐々に日常生活で奥さんの手が必要になってくる場面が増えてきた時期、
ある日、奥さんから「ベッドの上に立って、なに言っているのか分からないんだけど」と電話ありました。
明らかにせん妄であったため、服薬調整含めパーキンソンの専門の病院への受診を勧めました。
当日か次の日だったかスムーズに入院が決まったと思います。

奥さん含め私たちは、服薬調整をされ、その結果、少し動きが良くなってせん妄が改善されて帰ってくるものだと思っていました。

現実は…
入院してまず服薬していた薬を止めたそうです。
薬をいったん止めたら、嚥下がうまくいかなくなったようで、経鼻胃管を挿入となりました。
また、動きが緩慢となりトイレへの移動が大変になったようです。
血圧も高くなってしまい、安静のため尿道カテーテルを挿入となりました。

寝たきりの完成です…
血圧が落ち着かずリハビリも離床も進まなかったようです。
結果、先生から「家に帰るのは難しいから、転院か施設へ」と…

しばらくして転院し、転院先で数カ月後お亡くなりになりました…

病院側に過失はありません。
やるべきことをやった結果です。
でも、家族が思っていたことと全然違うんです。

医学的に管理された結果、せん妄はなくなり誤嚥性肺炎の危険性も減り転倒リスクもなくなりました。でもこれは人として望む生き方でしょうか?

繰り返しますが病院側はやるべきことをやっただけなんです。
病院は病気を治療する場ですから。
長く病院に勤めていた私も、それは分かっていたはずですが、
ちゃんとわかっていなかったんだと思います。

私は今でも病院受診を勧めない方がよかったのかと思う日があります。
あれから時間が経ちましたが、まだ求める医療と病院側が行う医療の溝は埋まってないように思います。
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医療経済の嘘 病人は病院で作られる より

2022-01-17 11:34:41 | 日記
仙台市太白区の株式会社わざケア代表取締役 訪問看護ステーションわざケア作業療法士の渡部達也です。

今日は医療経済の嘘より
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
病院は「治療の場」です。そこは安全・安心が基本です。「ノドにご飯を詰まらせては大変!」と絶飲食、「転んで骨折したら大変!」とベッド上で安静に。病院で何かあったら大変ですからこれは当然です。でも○○さんは、安全・安心を得た代わりに「生活」を奪われて寝たきりになってしまった。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

安全安心を追求すると寝たきり・胃ろうが理想の姿になってしまいます。
私はそれは絶対嫌なので、私が年を取ったら程よく医療・介護とお付き合いをするくらいで家で生活をしていきたいです。

この本には「医学的正解がその人の人生にとって正解であるとは限らない」ことを教えてくれます。
医学的正解を追求し続けると、生きづらい社会になってしまうことを我々は意識しないといけないんだと思います。

生きるとはなにか。人として死ぬためには。この本を読んで考えてみてはいかがでしょうか。
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緊急訪問と看護師の責任感

2022-01-14 07:33:10 | 日記
おはようございます。仙台市太白区の株式会社わざケア代表取締役 訪問看護ステーションわざケア作業療法士の渡部達也です。

訪問看護は地域包括ケアシステム実現のための重要なインフラの1つだと思っています。
その役割を全うしたいと思っていますが、まだいろいろな課題があると考えます。

一番は看護師の責任感に甘えた制度設計にあると思っています。
緊急の連絡対応体制を訪問看護に求めることは必然だと思いますが、
その報酬単価が安すぎます。
平日、日中通常のケアに入りながら、夜間は緊急に備え必要あれば出動。
次の日は普通の勤務もザラ。

緊急時加算は介護保険は574単位、医療保険は6400円。
夜間の加算は+25%~50%
介護保険は1回目の緊急訪問時は緊急時可算を算定しているから夜間の加算は算定してはいけないという、訳がわかりません。

また制度改正ごとに訪問看護の費用がどんどん増えている!と何か悪いことのように議論されることがありますが、地域包括ケアを実現していくためには訪問看護の費用は増えるに決まっています。
増えてきているから抑制しようという議論はあまりにも乱暴。
抑制しようとする人たちは看護師は安く働いて当たり前。夜も働いて当たり前。って考えているのだと思います。

訪問看護は救急病院でも救急車でもありません。
繰り返しですが、もしその役割を担って欲しいのならば
緊急当番の次の日は休みにできるくらい単価を上げて欲しいと思っています。
看護師の責任感に甘えないで欲しい。
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