西田稔の爺(時事)評論

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

台湾の自由と民主主義の父、李登輝(元)総統を追悼

2020-08-14 10:54:08 | 政治・経済
李登輝総統は、台湾と日本の相互理解と協力のために大きな貢献をなされたが、それ以上に大きな功績は台湾の自由と民主主義の礎を築いたことである。李登輝氏の功業無くして今日の台湾の人々の幸福な生活は無かっただろう。
李登輝総統は沖縄県石垣市の尖閣諸島は日本の領土であると明言したが、それは台湾防衛にとって尖閣諸島が有する戦略的意義を理解した上でのことであろうと思われる。
中国共産党の軍隊が台湾に侵攻しようとする時、尖閣諸島はビール瓶の栓抜きの梃の支点の役割をする。まさに戦略的要衝なのである。尖閣が中国軍の手に落ちたとき、米国海軍はもはや台湾近海に近づくことはできなくなる。日本にとってもこれは死活の意味をもつことになる。
アメリカの政界・財界は共和、民主の別なしにこのことを十分に理解するべきであろう。