12月1日から、エコポイントが半減する。
…そしてこんな現象が起きた。
エコポ半減、量販店に長蛇の列(FNN Fuji News Network)
省エネ家電を購入するとついてくるエコポイントが半減する前に、
いろいろ買っておこうと人々が量販店に殺到した。
ヤマダ電機LABI 1日本総本店池袋に
開店前から並んだ人の数、実に350人。
購入から配送手配までは、4時間待ち。
整理券を配って、入店に1時間待ちの店舗もあったという。
エコポイントがつくのは、
省エネ対応のエアコン、冷蔵庫、地デジ対応テレビ、
どれも高額商品だ。
お得に買い物をしたい!…という気持ちは分かる。
私も、どうせ買うなら、お得に買いたい。
だけど、みんな、今、必要なの、薄型テレビや冷蔵庫?
もしエコポが半減しなかったら、
そもそもエコポ制度がなかったら、
出費の多い師走を控え、しかもボーナス前のこんな時期に、
揃いも揃ってテレビを買っただろうか。
エコポイントそのものは悪い制度ではないと思う。
地球温暖化対策の一環であり、
また経済の活性化&地デジ対応テレビの普及を図るためのもので、
グリーン家電の購入により
様々な商品・サービスと交換可能なエコポイントが取得できる制度。
地球に優しい製品の購入を奨励することに異存はない。
東南アジアの水害やこの夏の異常な暑さ、ゲリラ豪雨、
温暖化の影響は、すでに私たちの生活を脅かしている。
だけど、エコポが半減するから買うって、なんか違うような気がする。
軸、ずれまくりだよな…。
~~~なんて考えていたら、夫がこんなモノを持って帰ってきた。
巨大なイクラの軍艦巻き(もちろん食べられない)
お寿司が食べたい…という娘のリクエストで、
テイクアウトの寿司3人前を購入したら、大将がサービスでくれたとのこと。
なに、これ~~~~っ
私がせっせと断捨離に勤しんでいるというのに、
なに考えてるんだか。
そして、…これってちっともサービスじゃないと思う。
寿司店の大将は好意でくれたのだろうが、
こんなのより、大トロを3貫追加してくれる方が、よっぽど嬉しい…。
ただで貰ったら嬉しかろうという意識や、
エコポがつくからテレビを買うという意識は、
売る方も買う方も変えていかないと、無駄なモノが世界に溢れる。