クリスマスパーティー。

先日、義理姉の家でクリスマスパーティーをやったときに、おもむろに
甥っ子からジクソーパズルを渡された。学校の授業で作った手作りパズル。
バラバラの状態で渡された。
本来パズルは完成図が土台に描かれているが、そこは手作り。見本が無い。
電気ノコギリでピースを切り刻んだらしく、独創的な形。
このパズルの挑戦状を叩きつけられた僕は、
ピースの形と、「ちきゅうききいっぱつ」と題されたテーマを想像し、完成せざる得なかった。
たかが３０ピース足らずのパズルに、大人気なくムキになり３０分ぐらいかかっただろうか、全体が見え始めてきたときに、ピースの数が合わない事に気付かされた。
甥っ子に聞くと、どこかに落として無くしてしまったらしい。これが時間をてこずらせた要因だった。
完成されたパズルを改めて見ると、テーマどおり地球に危機が訪れているようで、巨大な怪獣が宇宙から地球めがけて、攻撃している。それも目からビームを出して・・。
宇宙からの攻撃に対して、爆破の風圧で地球の人間が宇宙まで放りだされている。
個性豊かな賑やか絵である。
細かいことを言えば、人間が宇宙まで飛ばされることはありえない。
地球と宇宙の間には大気圏があり、この大気圏を越えることは物理的にも難しい。
そんなのことを甥っ子に言ってもしょうがないので、そっと胸に閉まっておいた。
子供心を無くしてしまった大人の現実世界に、僕はどっぷりと浸かってしまったのだろうか・・。
てこずった腹いせに、またバラバラにして、妻にそっと渡した。
ちょっと意地悪だったかな・・？