自転車盗まれる・・・。

先日甥っ子の自転車が盗まれた。
シボレー製ダイクマオリジナル　２６インチ　ブルーの自転車。
義理姉らと共に買いに行ってからまだ半年も経っていない。去年の１０月のことだ。
甥っ子いわく、近くにある児童館の駐輪場に置いておいたら、無くなっていたと言う。
ワイヤー製のカギを使っていたが、カギもろとも盗まれたらしい。
しかし、親族の見解は違った。おそらくカギはしていなかったのだろう・・・、
ということで満場一致に議決した。

自転車を買ったばかりという事もあり、以前の２４インチ自転車がまだ捨てずに残っていたらしく、
今はその自転車に窮屈そうに乗っているとのことだった。
僕の家に貰い物の２６インチの白いＭＴＢがあった。かなり錆はひどく、ブレーキも効かない。
甥っ子の年恰好に合わない２４インチ自転車もかわいそうに思い、あげる事にした。
ブレーキのパッドを交換し、各種駆動部にはグリスを塗り、負荷がなくなるようメンテナンスをした。
自画自賛ではあるが、最高の出来栄えだった。新車にも劣らないほどのスムーズな走り。
さっそく土曜日に納車の準備が出来たと、甥っ子に電話すると、すぐに義理姉の車に乗ってやって来た。
僕の車を止めてある、月極駐車場でグルグルうれしそうに走り回っている。
まるで、これから海に放そうとしている、水槽の魚のように・・。
「ありがとう！」と言葉を残し、甥っ子はまた広い海へと帰っていった。
もう、盗まれるなよ！ちゃんとカギ掛けろよ！　と、
見えなくなった甥っ子に語りかけた。