野生生物を調査研究する会活動記録

特定非営利活動法人 野生生物を調査研究する会の会員による活動記録です。

神戸新聞阪神版に紹介される

2018-09-06 | 野生生物を調査研究する会の紹介

2018年8月30日 神戸新聞の阪神版に「ダム湖産アユの実態知って」

という記事で、夏休みアユの自由研究の様子を載せていただいた。

引き続きアユについて調査研究を当会でも継続していく予定だ。

記事内容

「ダム湖産アユの実態知って」猪名川漁協で住民ら勉強会

 海に下らず、川西市の一庫ダムの貯水池(知明湖)で稚魚期を過ごす「ダム湖産アユ」の実態を知ってもらおうと「NPO野生生物を調査研究する会」が、このほど猪名川濃協の「川の案内所」猪名川町民田)で、地元住民を対象にした勉強会を開いた。
 猪名川漁協の鈴木啓祐代表理事組合長(76)によると、知明湖のダム湖産アユは2000年ごろ初確認。
 えさの藻類を増やし、産卵場を整備するなど地道な保全活動を続け、今では流入する一庫大路次川と田尻川を驚くほど多数のアユがさかのぼるようになった。
 勉強会には地元の自然愛好家ら7人が集合。同会のメンバーから説明を受けた後、投網でアユを捕獲。
顕微鏡を使ってうろこの数を数えるなどしてダム湖産アユ(天然)か放流アユ(養殖)かを判別した。
 夏休みの自由研究に役立てようと参加した同市立緑台中学校2年の益満陽向さん(14)は「魚が好きで猪名川によく行く。こんな近くの川にたくさんのアユがいることに驚いた」と感想を述べ、鈴木組合長は「琵琶湖産アユのように、地元のブランドになり得る天然資源だ。末永く大事に育てていきたい」と話していた。
  (三津山朋彦)