野生生物を調査研究する会活動記録

特定非営利活動法人 野生生物を調査研究する会の会員による活動記録です。

2007年由良川調査報告

2018-09-27 | 野生生物を調査研究する会歴史

由良川流域

由良川の調査の中間報告をおこなった。日本海に流れる本としては由良川がはじめて。

気候は日本海気候、自然堤防良川の特徴の一つが、広く連続する河畔林。 これは、洪水の時の流勢を弱めるための水害防備林で、かつて植えられた竹などが現在に残っているものです。

由良川沿いには桑が植えられ洪水の被害を防ぐ工夫がなされていたが、この地方の地場産業であった養蚕業はほとんど なくなった。

綾部という地名も養蚕のなのこり。

また、由良川流域は古代から人々がくらし、古代遺跡が残っています。流域には今も伝えられる伝説や民話も多く、

有名なのは「山椒大夫」

話は平安末期、越後を旅していた母子連れは、人買いに騙され生き別れになった「厨子王と安寿」の物語。

源流部は秘境と呼ばれる芦生原生林

大正10年(1921)に、京都大学が学術研究および実地演習の目的で、99ヶ年の地上権を設定、演習林を開設し現在にいたる。

芦生の森は日本海型と太平洋型の各気候帯の移行帯に位置している。これらのことから、世界の温帯林の中でも種類数がもっとも多い日本の森林のなかでも、芦生の森はさまざまな要素の、多くの植物から構成されていることが特徴となっている。(木本植物243種、草本植物532種、シダ85種)
日本海要素としては、冬季多雪の日本海型気候を反映し、エゾユズリハ、ヒメアオキ、ハイイヌガヤ、チャボガヤなどが自生する。太平洋要素としては、イヌブナ、クリ、シデ類などの樹種が共存していることが特徴である。標高600m付近まで、常緑広葉樹であるウラジロガシが分布し、それより上の標高にはブナ、ミズナラが主体となるが、森林帯の境界は不明瞭である

 

サケの遡上する川としては南限。川流域にはサケを神の使いとする神社があり、サケが由良川にとって重要な魚であったことが分かります。由良川はサケの遡上する南限の川と言われています。由良川では、古くからやな漁などによってサケをとっていた。

(「生きている由良川」近況報告より)