短歌人6月号「君ははるかな」森谷彰、同人2 2011-06-29 04:46:45 | 平成23年短歌人誌より 桜前線駆けて来るのに君は死す無情は花も埒外とする 桜は間に合わなかった。本当に見せてあげたかっただろう。桜前線が駆けて来ていたように感じたのは、間に合ってくれという願いもあっただろう。死は一切のこれからを拒絶する。
大橋麻衣子「シャウト」真夏のディズニーシーで 2011-06-29 04:46:08 | クンストカンマー(美術収集室)短歌 テーブルの表面に穴をあけること可能かも知れず溜息をつく 溜息を何万回もついたのだろう。穴をあけることも可能だと感じるくらい。溜息は闘い疲れた時につく。作者にとって毎日が闘いなのだ。