空の中より湧き出づるかな鳥のこゑ消えゆくところはた空の中
この「はた空の中」の「はた」は「あるいは」とか「はたまた」とか他の可能性を残す言葉だ。つまり作者にも答はない。鳥のこゑは神の声だ。だからこそ、空の中より湧き出づるし、はたと空の中に消えるのだ。ミモザの坂を下った家族。その家族の中にいる作者はこのこゑに強く祈っただろう。
この「はた空の中」の「はた」は「あるいは」とか「はたまた」とか他の可能性を残す言葉だ。つまり作者にも答はない。鳥のこゑは神の声だ。だからこそ、空の中より湧き出づるし、はたと空の中に消えるのだ。ミモザの坂を下った家族。その家族の中にいる作者はこのこゑに強く祈っただろう。