まつさをな嘴(はし)あげて去る一羽見て嵐のきたるまへに眼を閉づ
嘴が真っ青な鳥とは何鳥か。一首全体のイメージからカラスと思える。
もしもカラスならその嘴を真っ青なことに私は説得力を感じる。
カラスは不吉だ。それが去ることは目に見えない不安を煽る。だから嵐を感じた。眼を閉じたが、逆に想像の中に嵐が吹き荒れたのではないか。
ここには、居た鳥が去り、まだ来ていない嵐がある。
嘴が真っ青な鳥とは何鳥か。一首全体のイメージからカラスと思える。
もしもカラスならその嘴を真っ青なことに私は説得力を感じる。
カラスは不吉だ。それが去ることは目に見えない不安を煽る。だから嵐を感じた。眼を閉じたが、逆に想像の中に嵐が吹き荒れたのではないか。
ここには、居た鳥が去り、まだ来ていない嵐がある。