ぶらつくらずべりい

短歌と詩のサイト

詩、花火に火をつけるロウソク

2012-11-22 06:01:06 | 
あなたを想像してあなたが欲しくなる

想像通りのあなたが

想像通りではないあなたは欲しくない

いい意味で想像を裏切るあなたは欲しいけど

もしも世界の端が崖っぷちなら

そこからダイブすることを想像する

落っこちた先はもしかしたら今いる場所かも知れないけれど

結局は進めないとして

僕は僕であなたはあなたはで

苛々としてしまう

なんだよ世界

世界なんだよ

なんだよ現実

現実なんだよ

くだらない言葉遊びに

もう僕はあくびをして花火に火をつけるためのロウソクの火が風にすぐに消えてしまうことをなんとなく思い出してゆっくりと目を閉じたら愛なんて無性に悔しくなって

君のおっぱいに頬を擦り付けたくなって

少し中途半端に勃起して

背中の一番手の届かない部分が痒くなって

どうでもよくなって

また愛想笑いをして

また誰かを傷付けて

また迷ってしまって

また諦めてしまって

またを繰り返すことって

生きているって

とても切ない

伊吹山はそのとてつもなく流れ続ける時間のなかで一体何を考えているのだろう

その地獄そのもののような景色で人を懐に抱いて

僕は大切な人に抱き締めて欲しい

ゆるく飽きるまで

そしてゆっくりと射精して

そのまま自然に目覚めるまで

眠る



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