かたち変へかたちかへては遠ざかる群鳥を統ぶ意志にうたるる
京都駅にも鳥の大群がいる。彼らは一つの意志を持つかのように形を変える。私がこの一首に読むのは、「かたち変へかたちかへては遠ざかる」という変化への願望だ。つまり、変われないから憧れるのだ。自然はあるだけで意味はない。意味付けをするのは人間だ。
京都駅にも鳥の大群がいる。彼らは一つの意志を持つかのように形を変える。私がこの一首に読むのは、「かたち変へかたちかへては遠ざかる」という変化への願望だ。つまり、変われないから憧れるのだ。自然はあるだけで意味はない。意味付けをするのは人間だ。