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真弓「溺愛」斎藤典子

2010-12-18 09:44:40 | クンストカンマー(美術収集室)短歌
母なるは陳腐なれども卑しからずこの世の初めに光を教ふる

雨は教えなかった。初めに光を教えたかったからだ。その行為にどこか陳腐だと感じるのは、作者が詩人として冷めた眼を持っているからだ。けれど、卑しくはないとも気付く。そこに母の強さがある。

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