家具工房ウッドスケッチの108の仕事

家具工房の108の仕事を紹介していきます。

本棚

2006年07月14日 | 2006年
一年ほど前両親と同居するため引越して以来、部屋の中には未だに整理できない荷物がダンボールごと積んである。
めんどりさんにTVを置く家具やキッチンの棚とかいろいろと頼まれているが、仕事優先の毎日では到底無理な話である。

娘の絵本も古いカラーボックスに詰めてあったが、絵本が増えるにつれて、ぐにゃりと傾いできた。

めんどりさん、たまりかねて本棚を買うという。

私は、いつものように、
「買うのはいいが、プラスチックや合板フラッシュの安くてすぐに壊れるものは買わないでくれ。」
という。

「高くていいものを買うようなお金はないし、お父さんの気に入るものなんて何処に売っているのかさっぱりわからない。」
と、めんどりさんは叫ぶ。

こんないつもながらの夫婦の会話のあと、最低限の製作費を払うという条件で作ることになる。

少しばかりのお金を受け取っても、結局それは生活費として家計に戻るわけだけれど、仮にもお金を受け取ればやらないわけにはいかない。

ちょうど次の仕事に使いたい材料の手配が2日ほど遅れた。

この2日間を逃せばもう作れないだろう。
材料はすべてあるもの。フローリングの仕事で残った板とか、私が事務仕事で使っていたランバーの板など、など。
作り方は、すべてビス止め。
作るのには2日。塗装でちょっと工夫してみたのでのべ4日ほどかかったが、どうですか?なかなかよいでしょう???