元ライターの小説家への道

僕もまだ本気を出していません。

「そして父になる」を観た。

2018年06月03日 01時16分02秒 | アレコレ鑑賞
「広瀬香美 8年でマネ28人交代」

 異常。超ブラック。

---

 是枝裕和監督「そして父になる」を観た。是枝裕和監督の作品は「誰も知らない」しか見たことがないので、「万引き家族」の予習にと思い見た。「誰も知らない」は柳楽優弥が輝き過ぎたのか、内容を覚えていない。ただ子供たちの演技が上手いなぁという印象。そして「そして父になる」も子供たちの演技が良かった。俺は演技の良し悪しは良くわからない。だけど、そこら辺にいる子供ってこんな感じだよねっていう演技を劇中で見られるので、すごいなぁと思う。他の邦画とかドイヒーって思うもん。芦田愛菜は別格だけど。

 んで作品だけど、泣くね。自分の父としての立場的に泣く。自分の子供が…と考えた上での、演者の行動を思うと泣ける。演者がどんな行動をとっても良い。それぞれに色々な考え方があるのだから。観ている時は、いちいち共感しながら見ていたけど、観終わってからは親のエゴが強いなと感じた。子供たちの気持ちを優先すべきではないのだろうかといまは思う。それはそれで難しいと思う。子供たちが小さいうちは互いの家族を行き来してなーなーでもいいかもしれない。けど思春期になったときに、子供たちは辛いだろうな。現実は辛いかもしれないけど、それでも子供たちに考えさせたほうが良いのかなと思う。

 自分は父として、どちらに近いだろうか。映画は極端なふたりの父が登場したが、自分は福山よりの考え方だけど、仕事人間ではなく子供との時間を取れているほうだと思う。子供の将来を考えての行動とは自分では思っているけど、子供にとってそれが本当に大事なのかはよくわからない。ただ子供が大きくなった時に、父親と遊んだ記憶がないようだと子供も俺も寂しいな。

 良い映画でした。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする