元ライターの小説家への道

僕もまだ本気を出していません。

「先生の白い嘘」を読んだ。

2018年09月07日 21時47分39秒 | アレコレ鑑賞
「吉澤容疑者出演 ドラマ中止に」

 誰かが不祥事を起こすと中止になる。近い将来、人間は不祥事を起こす可能性があるとして、CGが演じるようになるのではなかろうか。

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 鳥飼茜作「先生の白い嘘」を読んだ。女性をターゲットにした男性にも読んでほしい。むしろ男性に読んでほしい!という作品なのだと思う。だけど男性の僕は、恐らく作者が伝えたかったことの多くを読み取れなかったと思う。

 主人公をはじめ登場人物の女性陣ほとんどが弱い人物として描かれている。世の中のすべての女性がそうなんだよと言わんばかりに。けど主人公は強くなり過去を克服する。という程度しか俺には読み取れなかった。本当はもっと深い話なのではなかろうかとは思うのだが。

 登場人物の気狂い男の言動にコレっぽっちも共感できないので、それに振り回される女達にはもっと共感できない。それが俺がイマイチ理解できなかったポイントではなかろうか。俺が女心をわかってないのも理由だと思うが。

 この作品に限らずなのだが、登場人物の一人の気が狂っている場合、その理由が幼少期にあったりすることが多い。この作品でも気狂い男は幼少期に父が母に日常的に暴力を振るっている。それが遠因して、気狂い男は大人になってから女性にひどいことをしている。このパターンってちょいちょい見る。それを見せられたからって、同情はできないよな。どんな過去があろうと、クズはクズ。それでいいと思う。

 

 
コメント
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