元ライターの小説家への道

僕もまだ本気を出していません。

「SHIROBAKO」を見た。

2019年02月09日 09時41分18秒 | アレコレ鑑賞
「新井容疑者の主演作 公開中止」

 昔はこういうことやってなかったと思うんだけどな。勝新太郎のパンツ大麻事件の時はどうだったのだろう。

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 水島努監督「SHIROBAKO」を見た。ぜんぜん知らない作品。名前も聞いたことがないレベル。だけど、アマプラで評判だったので見てみた。過去、評判が良いがために見て失敗したなぁと思った、SAOとタイバニが頭をよぎりながら。

 結果、良い作品だった。

 アニメがどのように作られるのかサワリの部分だけでも分かった気がする。アニメに限らず、仕事に対してどうやって接していくべきなのかを少しだけ考えられた。

 仕事ってやっぱ、なにに携わるか立ち位置によって考えが変わる。アニメ製作の現場ってブラックだと聞く。作品の中でも大変だなぁと思うシーンが結構あった。だけどアニメが完成した時の達成感はすばらしいのだと思う。それもみんなで作り終えた時の仲間意識とか味わってみたいなぁと思う。

 ライターをやっていた時。もちろん雑誌に文章が載るのは自分だけの力ではないのだが、協業してやることはあまりない。というかなかった。原稿を書いて編集さんに渡してミスを直したらおしまい。その文章が雑誌に載ったからって、みんなで喜びを分かち合ったりはしない。

 PG/SEは協業するけど、システムが完成したからと言って、みんなで喜びを分かち合ったりはしない。これは俺がいた職場がそうだっただけかな。会社によってはシステムが完成したら大喜びをして酒を酌み交わしたりするのかも。けどまぁシステムは作品ではないな。このアニメ製作にはわたしも参加していたんです!と言うのは「すごい」って感じがするけど、このシステムは…と言っても「はぁ?」だからな。

 まぁあれだよ。ブラックであっても充足感を得られる仕事は良いよな。ってこと。苦楽をともにできる仕事仲間って良いよなってこと。


 んでSHIROBAKOだけど、

・声優になれなかった子が、最後に重要だけどチョイ役をもらえて、おいちゃんが号泣するシーンが一番良かった。
・俺はアニメをリアルタイムに見ないので分からないけど、総集編をぶち込んだ時は、締め切りに間に合わなかった時と言うのはヘーと思った。
・いままで背景なんて大して見てなかったけど、これからは気にしてみてみようと思った。キャラたちの小さなしぐさも。
・七福神の話をそんなに引っ張らなかったのは良かった。
・今度やる映画は気になってはいる。2014年の作品だが、いまだにファンがいるのかと思うとうれしい。涼宮ハルヒはどうなったんだ?
・終始、太郎ちゃんにはイライラしていたけど、最後の最後で愛すべきキャラになっていた。
・アニメってなんとなく就職する場所ではないんだな。SEとかとちがって。みんな思い入れがある。ライターをやっていた時も、周りの人たちは、俺も含め仕事には前向きだったな。
・瀬川さんのスピンオフまだかな?





コメント
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