「ユッキーナDM騒動 店側怒り」
ユッキーナは安定のクズとして、店側の言い分を読んだら納得のいくものだったし、ユッキーナの姉の言い分も納得いくものだったのが、この騒動の面白いところ。
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2019/10/12、数十年に一度くるレベルの台風19号が関東に上陸した。オレ、iPhone使えないのに。
俺の家は戸建てで多摩川に近い。氾濫したら被害をこうむるのは必須のレベル。家を購入する時も、この辺りは台風による洪水や、大地震の津波による被害が予想される地域と説明を受けていた。今回の台風19号。政府は危険を喧伝していたが、正直、やっぱり大丈夫じゃね?と楽観していた。しかし我が家には小さな子供がいる。変に突っ張って被害にあうのはかっこ悪いのと、一度避難というものを経験したいなと思い、歩いて100メートルの場所にある中学校の避難場所に家族で向かった。
避難場所と思われた中学校は4階建て。避難をしたのは16時くらいだったかな。避難をしている人は100人くらいだった。避難は簡単な紙切れに代表者の名前と家族の人数を書くだけ。実に簡単。それさえ済めば、開放している教室の好きな場所に敷布を敷いて座るだけ。以上。なので、ここからが苦痛の始まり。とにかく暇。子供はテンションが上がっているのか、校舎内をうろちょろするのだが、大人はただただ暇。こういうときにスマフォがあるとゲームをやったり、ニュースを見たりして暇をつぶせるのだが。だが…。
幸いにも自分が住んでいる地域は台風の被害はなく、22時過ぎには家に帰ったのだが、重々承知はしているのだが、やっぱりスマフォはすでに現代社会にかかせないことを再認識する避難だった。避難にはしかたなく会社のガラケーを持っていてのだが、当然ながらスマフォと比べて情報量が少ない。いまどきガラケーで見られるホームページは限られており、文字ベースのYahoo!ニュースくらいしか見られなかったのだが、そのころ奥さんのスマフォには多摩川の氾濫警戒区域が表示されていた。もし多摩川の氾濫が自分の家の近辺で発生していたら、俺は被害を受けていたかもしれない。
もしそうなった時、俺の身に何かが起きた時、奥さんは俺の友人知人に連絡ができない。スマフォがなくても俺は生きていけると思い始めていた。しかしそれはまだ俺が会社のガラケーを使って家族と連絡ができているからであって、それすらなくなったら俺は色々な縁から孤立するんだなと、変に突っ張っても仕方がない。スマフォを復活させようと心を変えた。
しかし復活への道のりが厳しいことに、俺はまだ気がついていなかった。