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(祐泉寺)
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(石造物)
(太田宿)
木曽川の土手に沿って歩くと、右下に石造物が並んでいる所があり、
秋葉神社、天満大社、御嶽神社、山神、水神様の碑があります。
さらに進むと、稲荷神社、祐泉寺の順で並んでいる。
祐泉寺には、幡隆上人と志賀重昂のお墓があるというので先に入る。
しかしここには坪内逍遥や北原白秋の歌碑、松尾芭蕉の句碑が残るのみで、
肝心の幡隆上人と志賀重昂のお墓は見当たらない。
坪内逍遥の歌碑には、山椿の歌二首が次のようにある。
・やま椿 さけると見れば いにしへを 幼きときを 神の代とおもう
・この木の実 ふりにし事の しのばれて 山椿はないと なつかしも
また、北原白秋の歌碑には、
・紅葉堅 秋雨ふれり うちみるや 石灯篭の あお苔のいろ
さらに松尾芭蕉の句碑には、
・春なれや 名も無き山の 朝かすみ
とある。
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(祐泉寺)
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(北原白秋の歌碑)
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(坪内逍遥の歌碑)
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(芭蕉句碑)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/57/f9/689813c42c9ab9e694e7e2f9fc524c68.jpg)
(太田稲荷)
祐泉寺の境内を出て、隣の太田稲荷神社に行くと、
神殿の前には、お稲荷さんらしく赤い鳥居が幾重にも立っていて、
その隣に播隆上人と志賀重昂のお墓が並んである。
志賀重昂は地理学者で、
美濃太田から犬山にいたる木曽川の風景を、
ドイツのライン川と重ね合わせ、
「日本ライン」と名づけたことで知られる。
お墓は、東京の高井戸にある宗源寺と、
生まれ故郷の岡崎の世尊寺にある。
岡崎には矢矧川(やはぎがわ)が流れている。
そこで別名 矧川(しせん)魚長とも呼び、戒名にも使われている。
志賀重昂が、この辺りの木曽川を「日本ライン」と命名したご縁で、
この地にも戒名が刻まれた墓石が残っている。
戒名に「章光院矧川(しせん)日浄居士」とあり、
横に故志賀重昂先生の碑とある。
また、播隆上人は越中生まれの念仏僧で、
日本アルプス槍ヶ岳に初登頂した「アルピニスト」である。
しかし、播隆上人は天保十一年(1840)日本アルプスの帰り、
脇本陣(祐泉寺先にある)の林市左衛門宅で亡くなり、ここに埋葬された。
お墓には、暁道播隆大和上とある。
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(志賀重昂の供養塔)
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(奥に見える無縫塔が播隆上人の墓)
木曽川土手から祐泉寺に入ったが、旧中山道は祐泉寺を通り抜けた北側にあり、
道路へ出るとすぐ左に曲がり、またすぐ右に曲がる枡形である。
左側が「旧小松屋」の休憩所、その向かいが十六銀行太田支店跡で、
昭和58年(1983)までの40年間美濃太田市の発展に貢献してきた
建物で、土蔵造りでその風貌が伺える。
宿場らしい古い町並みが続く。
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(枡形)
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(枡形)
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(小松屋)
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(十六銀行の説明)
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(十六銀行入口)