(下諏訪宿本陣の門から見た庭の飛び石)
(下諏訪宿)
下諏訪宿をスタートするに当たっては、最初に下諏訪宿本陣を訪れることにした。
それは4年前の夏、諏訪大社の下社(秋宮)に立ち寄ったとき、
目の前に下諏訪町歴史民族資料館があったので、そこに顔を出し、
「いつか分からないが、ひとりで旧中山道を日本橋から歩いてきます。
そのときは必ずもう一度お目にかかりましょう。」と約束をした。
その折、この資料館の前の道が旧中山道で、北に突き当たったところが、
甲州街道との合流点であること、その突き当たりにあるのが、
下諏訪宿本陣の岩波家であることを教わったからだ。
(下諏訪駅前の広場、左側に見えるのが「おんばしら」)
2008年5月26日(月)快晴。気温27度の予想。
朝9:13分、下諏訪駅に降り立つと、駅前広場からまっすぐ道が伸びている。
その道に入る駅前広場の出口には、左右に有名な「御柱」が立っており、
一方の柱の横に置かれた立派な「綱」が見る者を圧倒している。
説明書きによれば、
「下諏訪町は、江戸時代中山道と甲州道中が交わるところ、
豊富な湯量を誇る宿場町として栄え、
その名を馳せた歴史と文化の面影を今に残している。
諏訪神社総本社の門前町としても賑わい、「おんばしら祭り」が寅、申の年に行われ、
その勇壮、豪快な祭りは天下の大祭として全国に知れ渡っている。
また毎年行われる「お舟祭り」も有名である。
このモニュメントの「綱」はおんばしら、お舟の引き綱を表している。
一本の綱に力が込められ、太く力強い「綱」が出来上がる。
人々の団結、協力、絆を意味する。」とある。
御柱祭りのために、切り出した大木を急坂に落とす、「木落し」の行事は、
テレビニュースで死者が出ると伝えるほどの荒っぽいお祭りでよく全国に知れ渡っているが、
「お舟祭り」はあまり聞かない。
そこで土地の方に聞いた話を要約すると、
「お舟祭(おふねまつり)というのは、祭神の春宮から秋宮への夏の遷座祭のことを言う。
なお、冬の遷座祭は遷座の儀式と神主だけで
静かに裏街道を通って執り行われる行列のみが行われる。」のだそうです。
(おんばしらグランドパークのオブジェ)
さっそく駅前にまっすぐ伸びる道に沿って下社(秋宮)の方向に歩く。
突き当りを右折し信号を渡り少し歩くと左側に、
「甲州街道中山道合流地点こちら」の案内看板が目に付く。
その看板のある一角に
「おんばしらグランドパーク」さっき駅前で見たのと同じような、柱と綱のオブジェが置いてある小公園がある。
その小公園を左折するとそれこそ旧中山道で、直進する突き当たりに、
下諏訪宿本陣・岩波家がある。
(本陣・岩波家の看板)
また遊びにきます。
でも秋も良いので 楽しみに待っています。
HIDE-SANは律儀なので 出来ることなら順番を守りたいと考えていらっしゃる。
むりをなさらないで 時々は状況に応じて外す。それで良いですよね?
標高差800メートルはかなりです。私たちは山では2キロを一時間で歩ける距離と考えています。途中で泊まれるところがあると良いのですが
この後も元気に続けられますよう願っています。
ボクは山登りが苦手ですが、中山道は山の中である、の言葉どおり山を避けて通ることが出来ません。だんだん慣れて山登りが楽しくたれるとよいのですが。
これからもますます気をつけて、無理されませんように。