河内国喜志村覚え書き帖

大坂の東南、南河内は富田林市喜志村の歴史と文化の紹介です。
加えて、日々の思いをブログに移入しています。

雨後春筍

2022年03月24日 | 菜園日誌

雨後春筍(うごしゅんじゅん)という四字熟語があります。これからできたのが日本の「雨後の筍(たけのこ)」ということわざ。
そろそろ筍が店頭に出始めるころ。旬の「走り」です。この後、旬の「盛り」→「名残」となります。

「旬」という漢字の本来の意味は〈十日・十〉です。一か月を十日ずつにわけて上旬、中旬、下旬とするのが本来の「旬」の使い方。
「旬」という漢字を〈野菜・魚・鳥などの最も味のよい時期〉で使うのは日本だけで、本元の中国では「当季的食材」と書きます。
筍の「旬」はほぼ一か月。だから竹冠に「旬」と書いたのです。これから店に並ぶのは孟宗竹[四月]。この後、真竹[五月]、淡竹(はちく=六月)と続きます。

成長期の竹は一日に10センチ以上伸びるそうです。その秘密は節です。一つの節が5ミリ伸びればと計算すれば成長の速さが実感できます。
筍と同様に他の野菜も一雨ごとに大きくなっていきます。

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