マルよトレイル

俺の前に道は無い 通った跡にペンペン草

【OlderF】ナロータイプフロントサスのセッティング

2024年12月11日 | 2024年RCイベント

OlderF OF01eナロー仕様キットに標準装備予定のナロータイプフロントサス
テスト走行を重ねていますが、どんな感触かレポってみます。

セットは以下の通り。
ハイグリップでフラットなカーペット路面ではかなりオーソドックスな設定かと思います。
F/R車高>4.0/4.5mm
Fリバウンド>1mm
Fスプリング>タミヤブラック(ハード)
キャンバー/キャスター/トー角>ネガティブ0.5 / 7 / アウト1度
Fアクスル>トレール(オフセット3mm)
HB>ロング

シーズンを問わずオールラウンドにイケるこのセットを軸にテストを進めていますが、
まずはF104樹脂サスから交換するだけでとてもハンドリングが良好になります。
FRPの適度な剛性感やロングHB、そしてワイドなキングピン位置が効いていますね。

Kスタジアムにもやっと冬らしい寒さが訪れてきました。
当サスアーム最終型(製品版)での冬路面は初となりますが、
コンディションが上がってきているので暖かい時期とは少し違う反応が出て
ある意味良いテストとなりました。

「フロントが引っ掛かる」

この言葉、聞いたことありませんか?
伝わりにくいので個人的にはあまり好きな表現ではないのですが、
要は、コーナー進入時にガガガッとつんのめる感じでスムーズに曲がっていかない、
フロントタイヤがバタついて失速する感じ、
といったところでしょうか。
どんなカテゴリーでもコンディション変化時に起こりがちな「あるある的症状」なのですが、
今回は以下のように対処してみました。

◆アッパーアーム
内側を高く、もしくは外側を低くシム調整。
結果、1枚目の画像のようにロアとほぼ平行状態になりました。
ストローク時のキャンバー変化、またはフロントのロールが減る方向でしょうか。
ハイサイド対策にも有効なセットですね。

◆ステアリングロッド
内下げ、または外上げ。
1枚目の画像のように、かなり\(^o^)/状態。
サスストローク時のトー角が、よりアウトへ広がる「バンプアウト」セットです。

これらの処置であっさりとバタつきや失速が収まり、
出口では握っていける良好なハンドリングへと落ち着かせることができました。
もちろん初期値をどこから始めているのかによるので、ノーズの反応がダルいとか、
もうひと曲がり欲しいとかならこの逆をやることになるのかなと思います。

◆フロントのゴムブッシュ
緩めの設定が相性良いようです。
リヤと同様に、メカプレートが外れないギリなところから始めて、
少しずつ締め込み好みのポジションを探します。
(これ、簡単なようで実はいろんな事に関わってくるので、いずれ別レポします)

F104サスアームの時にはフロントブッシュ鬼固締めで無理やりフロントを効かせるセットが有効でしたが、
OldeFのNEWサスアームはそのユニット自体のポテンシャルが進化しているので、
そういう極端なセットを施す必要が無くなりました。

むしろフロントのゴムブッシュを緩められることによって、
ギャップやパイロン乗り上げ時の走破性が高まり全体的にしなやかで操縦が楽になりますね。

※重要
前後のゴムブッシュは、このマシンで最も重要なセッティングポイントです。
サスカーでいうところのセンターショックやサイドスプリング、ロールダンパーと
等しい役目を担います。
くれぐれも慎重にセットアップを進めていただき、
へたりやすいので定期的に部品交換してくださいね。

ツイークユニット(OF1113)
このオプションパーツは、まず装着するだけでストラットタワーバーのような効果が出ます。
・切り始めからリニアに曲がってほしい
・切り返しで「ぬた~、ぬた~」とダルい
といった症状があれば試してみてください。嬉しくなりますよ。

加えてセットスクリューの当て具合いでも曲がり方が変えられます。
F104サスアームの時には常時ガッツリ当てでなんとかフロントの反応を上げていましたが、
今は0.5mmほど隙間を空けて、コーナーでロールした最後で触るぐらいのところに落ち着いています。
ガチ当てで突っ張らせるよりもコーナーが丸くなり失速しにくいので、これもいい方向に感じました。
またゴムブッシュと共に、ボディを着けたままシャシー裏面から調整できるのが非常に機能的です。

ということで新製品の使用感とセット例をご紹介してみました。
マシンの運動性やセッティング幅をワンランク上げたい方は、ぜひ試してみてくださいね~!

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【OlderF】ナロータイプフロントサスのシステムについて

2024年12月10日 | 2024年RCイベント

OF01eナロー仕様キットに先駆けてフロントサスセットが先行販売とのことですが、
今日はその仕様についてご紹介してみます。

まずは6mmロングホイールベース化が可能となっています。
上の画像にて左側がロング位置の取り付けですね。
加えてキングピン位置もナロー規格の190mm幅に合わせて拡張されており、
つまりはタイヤの四隅配置で安定性と運動性がともに向上します。

ロング化に伴ってアッパーアームも同時に前方へ移動できますが、
ボディをあまりエグりたくない場合には後方のままにしておくことも可能です。
何かしら走り的に違うのかもですが、自分には違いがわかりませんでした^^;

特に前方のアッパーアームについてはボディをエグり過ぎるとノーズがペラペラになってしまうので、
そこからブチ折りたくないっていう方は後方マウントのままという選択もありかと。

ナロータイプサスアームセットで、ステアリングナックル回りは付属しないので
ご自身で用意したものを組み込むことになります。
この画像は、タミヤのキングピン&スプリング、ZENのステアリングナックルを組んだ例です。
および車高調整クリップやテーパーコーンを少々、といったところ。

なお本来はナックルの下にリバウンド調整のスペーサーが入るところなのですが、
ナックルストッパーのポストをリバウンド調整に流用すればこのような組み方が可能となります。
(タミヤF104サスでも出来るので過去記事をご参照ください)
この場合ナックルはセットスクリューでキングピン固定必須です。

OlderFの基本コンセプト通り、非常にシンプルな構造となっています。
ロアには組み立てやメンテの面倒なボールシートなどを使用しないんですね。
キングピン受けにはハトメが用意されます。
寝かせるキャスター角に応じて、内径違いが2種類付属するとのことです。
自分は内径大を使用してキャスター角7度で走行しています。

現在F104サスで走らせている方ならそのまま移植でほぼOKかと思います。

中間位置にポストを一つ追加して剛性を上げることが可能です。
ロール負けしてフロントが逃げているとき、もっとパキッと反応が欲しいときなどにどうぞ。
他にもサーボ後方固定プレートやツイークプレートなどもステアリングのテイストがいじれるので、
好みに応じてチョイスできるセット幅の広さが当製品の特徴となりますね。

ということで、
次回はセッティングの方向性についてテスト走行の報告予定です。

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Kスタジアム展示車両のご紹介

2024年12月09日 | 2024年RC製品情報

トップライン MAZDA RX-7 FC3Sボディ

トップライン MAZDA RX-7 FC3S エアロ

シャシー>ヨコモ ルーキードリフト RD2.0

ポルシェGT3 ガルフカラーがペイントのモチーフデザインとなっています。

 

タミヤ オペルカデット

シャシー>D-like LP86M(発売予定)

ホイール>SURGING LM-6スポーク ホワイト

カラーのモチーフはTSサニーアドバンカラー。Mドリ仕様ですね。
撮影用ガレージは1Fのドリコースに置いてあり自由に利用できますよ。

俺がコスミックだったころ、

アイツはプラズマだった。

なぜかチェーンが切れるKはファントムで、

ロードランナーのYはTバーを折っていた。

わかるかな、わかんねぇだろうなぁ。

 

京商 プラズマMK.3 リミテッド

 

すべてKスタジアムのショップに飾ってある展示車です。
現物がご覧いただけますよ。
ボディはスタッフOGTのペイント作品です。

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【ラジコン商品撮影】ミニマムな装備で撮る研究

2024年12月04日 | カメラ機材

高い機材を使用せずなるべくコンパクトで手軽な撮影方法はないかと考えてみました。

カメラ>キヤノン EOS R10
レンズ>RF-S18-150 IS STM
ストロボ>EL-100(販売終了)

 

 

ストレスなくテンポよく撮影するためにはやはり操作性の高い専用機、
つまりデジタル一眼は欠かせないかなと。
そしていろいろな角度から撮る必要があるので三脚を使わず手持ち撮影が基本。
となると強い光源が必要なのでストロボを使う、という考え方です。

なおカメラ、レンズ、ストロボといった機材のグレードは、
撮れる画像の美しさに対して正比例ではないので、
オイラが使用している上記のエントリーモデルレベルで事足ります。

デジイチブーム時代になんとなくEOS Kiss買ったんだよな~
そういえば家族写真用にと思ってちっこいストロボも買ったなぁ

みたいな方、少なからずいらっしゃるんじゃないかと(≧∇≦)
どこかで眠っているカメラをもう一度引っ張り出して遊んでみませんか。

新製品を撮りたいメーカー広報担当者や出品用に使いたいお店の方などに限らず、
今では3Dプリンターで自作した製品をフリマで販売したり
またはラジマガの「オレラジギャラリー」投稿作品を撮りたい方など
一般の方でも撮影したい機会は増えるんじゃないかと思います。
そんな方々の重い腰が上がるヒントになればと思い動画を作ってみました。

最初は気が重かったのですが、撮り出すとアレコレ語りだしちゃって長尺に_| ̄|○
こういうのがオタクの悪いところですよね~。
どうか飽きずに最後まで見てちょm(_ _)m

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ラジコンマガジン2025年1月号発売

2024年12月03日 | 2024年RCイベント

RCホビー専門誌「ラジコンマガジン2025年1月号」が発売になりました。
最新塗装テクニックの作品が圧巻なのでございます。

最近はモータースポーツのニュース画像を見ると実車がラジコンに見えてしまうという
逆転現象が起きてきました。
これはRCカーのペイントと造形のクオリティが格段に向上してきたからなんでしょうね~(^o^)

今月の特別付録は、BLOCKHEAD MOTORSロゴのパーツケースでございます。
外寸は縦72×横78×高さ35mm(突起部含む)。
24年8月号の付録と同サイズ色違いになりますね。

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