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【3Dプリンター】固定アッパーアームのテスト

2025年01月01日 | ’25 OlderF

比較的心穏やかに過ごせる冬休みの機会を利用して3Dプリンターのお勉強を少々。
OlderFナローサスアームに組み込める、ジオメトリー固定型のアッパーアームにトライ。

ロアサスの試作を手切りしてた頃は”大体”で良かったのですが、
アッパーはキャンバーとキャスターを正確に出さないといけないのでデジタルの力に頼ります。
まずは現行と比較になるように同じ取付位置にします。
そしてF104アッパーの弱点である強度不足を考慮して、ぶっとく色気のないベタな形状で設計。
スタッフOGTに印刷してもらい緊張の装着テスト。
なんと寸法はバッチリ、スポッと組み込めて感動(ToT)
そして動作感も狙い通り、走りにおいては試作1号と思えないくらい良い手応え。
これならアジャスタブルアッパーは難しい、分からないという方にも勧められそうです。

「F104サス並みに簡単に」というコンセプトで取り掛かりましたが、
ボールの代わりにゴムブッシュを使っているのである意味タミヤよりも原始的です。
しかし実はコレ、走ってみて分かったのですが、
ナットの締め込みで簡単に特性が変えられるだけでなく、ガタが無いのに柔軟性はあるので、
レスポンスが良いのにしっとりと走ってくれるのです。
金属パーツに対してものすごく軽量に仕上がるというのも見逃せないんですね。
安定性が増す方向なので、エントリー層向けにいい感じだな~と思いました。

またキングピンの固定もちょ~シンプル。
ボールを使わないのは当然ですが、ナックルの固定方法に課題がありました。
アッパーがボールならナックルを上に押し上げて上のEリングでぐっと挟み込んで固定できる。
けどボール無しでそれやったらロックしちゃうので程よくクリアランスを自分で作らなきゃいけない。
しかしその面倒さもスタッフOGTの提案であっさりと解決。
その場で加工、トライできるシンプルさで走りにも影響なしという
2作目を待たずして一つ壁を乗り越えたのでありました。

ただメリットの裏には当然デメリットもあるはず。
ジオメトリーが固定なので、あともうちょっとというマニア心には応えられませんよね。
そのほかにも例えばゴムブッシュのスイング可動域には限界があるので、
取り付け角度の自由度は当然狭くなるかと。
どれくらいの対応力があるかはこれまで通り丹念にテストしていくことになります。
もっとシェイプしたり、現代風なデザインや取付位置へのアップデートも探っていきます。
いつも2台体制なので、レース志向な標準サス仕様を実戦で、
セカンドカーは試作パーツのテスト用みたいになりますかね。
二刀流で今後もRCが楽しくなるパーツを探っていきたいと思います。

ということで今年もよろしくなのでございますm(__)m

日進月歩で身近になっていく3Dプリンターに興味があるという方、
ラジコンマガジン2月号をぜひ読んでね!

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