マルよトレイル

俺の前に道は無い 通った跡にペンペン草

【前勝ち対策】フロントアッパーアームの角度調整

2024年01月15日 | ’24 OlderF


先日UPしたハイコンディション路面の前勝ち対策の続きです。
項目としてアッパーアームの位置調整が抜けていたので追記ですね。
アッパーアーム外側(タイヤ側)の高さを下げるのも効きましたというお話しです。


間違い探しクイズみたいになっちゃってますが、以前がこの状態という画像です。
ガッツリ違いが分かるように2mm厚カラーをそのまま上に上げてみました。
ステアリングをラフに切ってしまったときの浮き上がる恐怖心が無くなりますね。
昭和のオッサンは疲れてくるとパカッと全切りしがちなので助かるのです^^;

アンダーに感じるかもですが、前掛かりにググーッと食い込む曲がり方に比べて
軽快で失速しないし出口ではガツンと握れるのでタイムも落ちませんでした。

前シーズンまではアッパー内側を高くするくらいで収まっていた記憶ですが、
おそらく380BL+1100LiFe仕様によるライトウエイト化で
相対的にフロントヘビーになっているからかもしれません。
内側はこれ以上上げるとボディのノーズがベランベランになっちゃうので限界。
ということで実はアッパー外側の高さを変えるのは今までやったことがなかったんですね。
自動車工学的にはロールセンターとかキャンバー角変化量とかの話になるのでしょうけど
そういう理論から学ぼうとすると脳みそがパンクするので皆さんで調べてください(≧∇≦)

さて、勘違いじゃないか来週もテストしま~す。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ホイールアダプターの使い方

2024年01月11日 | ’24 OlderF


先日ご紹介した便利グッズのホイールアダプター
その他のシチュエーションも考えてみたのですが、やはりあると便利だなというお話です。

OlderF OF-01シリーズ標準装備のリヤアクスルシステムだと、
2mm 1.5mmレンチ一本でこのようにデフジョイントごと取り外せます。
スペアのユニットを用意しておけば即交換できるわけですね。

例えば寒風吹きすさぶ屋外ピットでガリガリになったデフメンテはやりたくないもの。
クラッシュで歯を痛めてしまったスパー交換も同じですね。
そんなとき、予備のデフアッセンブリーがあればすぐに復帰できます。
事前に慣らしも済ませておけばより万全ですね。
レースでメンテする時間がない時にもかなり有効かと。

もうちょっとマニアックな話をすると、
デフの効き(塗るグリスなど)違いで別タイプを用意しておくという方法もあるかと。
おっ、路面コンディションが上がってきたから決勝は前に出る重デフで行こうかな、みたいな。
皆さんの遊びのスタイルだけまだまだ用途がありそうですね。

ということで、現在は使いやすいサイズ、形状など考え中でございます。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ハイコンディション路面の前勝ち対策

2024年01月09日 | ’24 OlderF


Kスタジアムではグリップが最も高まる季節がやってきました。
基本的には気持ちよくグイグイ走れて爽快なのですが、走行台数が多かったりレースになると
フロントのグリップが勝ちだして操作の難しいコーナーが出てきます。
走らせている時の感触としては、ステアリングを切ったときに前のめりになる感じ。
特にストレートエンドの高速コーナーで不意に切れ込むのでラインを安定させたい。
これはもう物理的に重心を後方に移動させるのが最も効果的でした。

超軽量な1100リフェでも、ちょっと位置を下げるだけで十分効果が出せます。
OF-01はメカプレート上の自由度の高さが武器なので大いに活用しましょう。
なお画像はマイチェンに向けての試作品ですが、可変ポジションの予定です。

その他の前勝ち対策やシビアさを緩和させるメニューの備忘録です。
・フロントのグリップ剤塗り時間を短くする、塗り幅を減らす
・フロントのトレッドを広げる(ハイサイド抑制に効く)
・トーアウトにする(強める)
・キャンバー角を起こす

旋回軸が前にあるとうまく走れない昭和のおっさんセットでございました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

3Dプリンターの素材について

2024年01月08日 | 2024年RC製品情報


フォーミュラカーに限りませんが、
せっかくのスケールモデルですから可能な限りリアルな格好いいスタイルで走行を楽しみたいもの。
KスタジアムではスタッフOGTが3Dプリンターによるディテールアップパーツをトライしており
オイラは耐久テスト係です、壊す専門の(≧∇≦)
RCカーの実走行に耐える造りとなるとそう簡単ではないので、じっくりと試行錯誤を繰り返す日々を楽しんでいます。

そんななかでもこれはドライバー心理からして助かるな~というパーツがこのリヤディフューザー。
スマホケースなどでもおなじみのTPUフィラメントなのですが、こんなに柔軟性が出せるんですね。
ウイングと共締めなのでネジ穴部の肉盛りには気を遣ってあり十分な強度が確保されています。

適材適所でどんな部位でもこの材料が向いているわけではないでしょうが、
いわゆる自作でこういうパーツが作れるとはいい時代なのでございます。


現在テスト中の采ブランドフロントウイング。
同時に用意していただいた取り付け確認用の仮ステーを、こっそり走行したら2周でブチ折ったので、
OGTに泣きついて代替品を作ってもらいます。

といっても本体だってビジュアル優先の形状確認用なのでクラッシュ厳禁。
もしかするとパイロンに乗って着地しただけでも折れる可能性があります。
しかし普段と変わらない攻めで走れないとテストになりません。
ということでTPUフィラメント発進!
柔軟性は抜群ですね。これならパイロンも怖くない。
そして意外なことに、これで走っても全くバタつかないのです。
おそらく風圧で全体を均等に押さえ付けているからだと思うのですが、
ぐにょぐにょ感もしなっている感も全くありませんのでかなりリアルなテストが行えたのであります。

なおこの素材は使える3Dプリンターの仕様が限定されるし造形も難しくテクや知識が必要なんだとか。
試そうと思ったオペレーターさんはめっちゃ調べてね~。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ボールデフグリスの考察

2024年01月07日 | 2024年RC製品情報


今までデフグリスのお話をしたことが無かったような・・
ということで今回はお気に入りの製品をご紹介してみます。

Kスタジアムにおけるフォーミュラクラスの主要レギュレーションは、
・190mmナロー
・ゴムタイヤ
・指定グリップ剤使用可
となっています。
この条件下で現在ドライブしているOF-01ではキット標準のフローティングボールデフを使用していますが、
これに使うデフグリスはいろいろ試したところモロテック製品に落ち着いています。

ハイグリップ路面ではコーナー立ち上がりの内輪空回りが顕著に現れ、これはラップタイムに大きく影響します。
このトラクション抜けを少しでも防ぐために高い粘度のものを選びたいのですが、
デフリングとボールのグリップ力、持続性、塗りやすい材質感などの総合力で当製品が気に入っています。

そしてノンスリップデフを思い付いてもう3年近くそのシステムで走っているのですが、
これに塗布するグリスとしても非常に優秀なんです。
季節問わず効きは安定しているし持続性も半端ない。
焼き付き、シリコンリングのバースト、デフハウジングの摩耗なども無くこれまでノントラブル。
この特殊な用途においても他にない高い総合力を発揮してくれるとても有難い製品なのです。
クリーンで超フラットなインドアという好環境も相まって、普通では考えられないくらい長期間走り込めます。


最近3個目を買いましたが、年1個も使わないで済んでいる感じでしょうか。
店長号やゲスト用と3台運用していてそんなものですから助かっています。
まあ若いころのように一日に何本も走れなくなっているのが大きいかな^^;

なおグリップ剤使用不可、屋外アスファルト、低グリップなどの環境なら違うチョイスになると思いますので念のため。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする