日本の子供たちは、一応、
「いい大学」を目指そうとする。
(注:偏差値の高い大学が、いい大学とは限らない。
だから「」つきで書きたい)
しかし、いざ、「いい大学」に入ると、
世間に出てから、
ものすごく、厳しい制限があることに気づくだろう。
よく言われるが、長嶋茂雄がヒーローとして活躍できたのは、
早大卒や慶大卒なら、絶対に無理だった。
立大卒だから可能だった。
しかも、彼は、とんだ道化者だったから、
大学卒でも、あれほどの人気があったんだと思う。
いつも思うのは、お笑い界の大ヒーロー、
明石家さんまが、慶大卒だったら・・・ということだ。
たぶん、人気は出なかったし、ひょっとしたら、
無名のままで終わったかもしれない。
たとえ人気が出ても、
今のキャラとは、全然違っていただろう。
もしも、さんまが東大卒なら、絶対にコメディアンは無理だった。
真実を言えば、
日本の学校の成績は、「暗記」が中心なので、
「いい大学」に入っても、
本当に頭がいいとは限らない。
だから東大卒の官僚が計画を作っても、
失敗ばかりしている。
逆に小学校卒の田中角栄の方が、
すばらしい法案をたくさん作った。
学校秀才と、世間的な頭の良さは全然違う。
でも日本社会では、いまだに学歴が大きな意味を持っている。
東大卒の漫才師や演歌歌手は、いまだに生まれていない。
数人は生まれているのかもしれないが、世間が拒否するから、
生活できないのだろう。
(笑いは、最高の文化であるにもかかわらず!)
さんまは奈良市の商業高校卒であることに、大感謝しないといけないだろう。
大地一人、さんまは、史上最高のコメディアンの一人だと思っている。
彼の番組は、自然と笑える。
すばらしい男だ。
国民栄誉賞を、3個くらいあげたい。