ヤマヒデの沖縄便りⅣ 歩き続けて 歩き続ける 再び

「基地の島」沖縄を歩き続け34年、気ままに綴ります。自然観察大好き。琉球諸島を戦場に据える「島嶼防衛」は愚の骨頂。
 

在沖米軍関係者の新型コロナ感染者を巡る謎(20200726)

2020年07月26日 | 米軍のコロナ対策
 2020年7月25日、沖縄県が公表した在沖米軍関係者における新規感染者は、24日、25日に66人が確認されているという。累計229人を数えている。
 この2日間の増は、キャンプハンセン36人、普天間飛行場26人、嘉手納基地1人、キャンプフォスターからも新たに1人が出ていると海軍病院からの報告。米軍は来日時に新型コロナウイルスの検査を義務づけたという。これ2020年7月24日(指示を出した日)のこと。遅すぎる。そもそも米国内の感染者、感染率が高いのだから初めから厳重に隔離と検査をやらなければならなかったはずだ。これを怠っていたのだ。7月11日に爆発的に顕在化し、さらに検査の義務づけまで13日間も要したのだ。これは米軍に危機管理能力がない証だ。これは沖縄との関係を無視し、日本政府との関係を嘗めきっており、自らの軍隊のモラール(志気)にも悪影響しているだろう。それで軍事機密があるから公表できないなどの言訳は通用しない。
 改めて基地別の累計を示す。海兵隊のキャンプハンセン111人、同普天間基地109人、同キャンプキンザ-1人、空軍嘉手納基地6人、海兵隊キャンプマクトリアス1人となっている。
 普天間基地とハンセンに集中しているのは何故だろう。如何なる感染経路があったのか、米軍は明らかにされたい。米軍は7月4日の独立記念日のイベントが感染を拡大した事は確認されていないとして否定しているが、私は常識的に考えて疑わざるを得ない。感染が拡大した波は第一波が7月11日、13日、15日であり、第2派が7月24日、25日だ。ほぼ2週間(14日)後だ。素直に読めば、米国からの入国が2波あったからと言えそうだ。だとしても7月4日の大騒ぎは沖縄だけでなく、本国でもあっただろう。こうみただけでも、基地内管理の不備を容易に推測できる。だとすれば、7月4日のイベントは関係ないと何故言えるのか具体的に説明していただきたい。また、軍務から広がったとすれば、7月11日からの波の中で、検討し至急対策をうてば、同じ基地から同じように感染者を出すような、みっともないことにならなかったはずだ。
 ここは沖縄だ。ここは米国じゃない。基地従業員をはじめ、基地外への影響に留意した対策を十分に取ることが不可欠だということも、無視したままだ。
 また本当にキャンプシュワブの軍関係者の罹患者はゼロなのか。ここにも7月4日の関連を否定する裏側の意味を私は嗅ぎ取るのだ。基地建設を配慮しているのじゃないのか?!


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