今日(20200717)の沖縄タイムスから。玉城知事の7月16日の記者会見で、キャンプハンセンに出入りしている80代のタクシー運転手さんが新型コロナウイルスに感染し、入院中とのこと。
彼は7月4日から8日にかけてキャンプ・ハンセンに複数回乗り入れ、米軍関係者を乗せたようだ。14日に症状が出、15日に感染症指定医療機関で受診し、陽性と判定され、15日から入院中。
想定された事態であるが、今後どれだけの沖縄県民が感染していくか分からない。県は、7月16日、基地従業員11名を含む36人にPCR検査を行ったが、全員が陰性だった。米軍が彼等の行動を明らかにしない以上、沖縄県が米軍関係者と接触した可能性のある沖縄県民を徹底的に調査し、逆に米軍を質していくほかに手のうちようがない。至急やらなければ接触者は次々と増えていく。
なお米軍基地の中に入れるタクシーは on base と表示されている。基地内に入れるのは米軍の許可制だが、どうやらタクシー1台毎に入域料を取られているそうだ。ショバ代? これは日米地位協定の第15条(販売所等の諸機関)の扱いだそうだ(政府答弁)。PX、食堂、社交クラブ、劇場「等」だそうで、「この協定に別段の定めがある場合いを除くほか、日本の規制、免許、手数料、租税又は類似の管理に服さない」から、入域料を取ることかまわないとしている。
米軍関係者のタクシー利用の便宜を図り、基地内でタクシーを管理し、所場代までとる一石三鳥か。