本日2021年1月21日、14時頃、自宅にいて、放送が流れてきた。渡具知武豊市長直々の緊急事態宣言が出された新型コロナウイルス対策へのタイムリーな協力の呼びかけだった。名護市も沖縄県と協力し合ってやっていこうとしているのだろう。
しかし私は昨日公表された米国海兵隊キャンプ・シュワブの隊員43名が新型コロナウイルスにかかっているとの報道に、脅威を覚えている。名護市長は本件についてはどう考えているのだろうか? 名護市民に協力を要請する以上、まさか米軍には知らんぷりしていないよね。
ということで、私は名護市総務部基地対策係に電話した。担当者は比較的明瞭な答えをよこした。昨日から沖縄防衛局と外務省沖縄事務所に照会していますと。でも新聞に載った以上の答えはありません。お役人様らしい名(迷)回答。「しっかり聞いて質してくださいよ」。そう申し上げるほかになかった。県外での演習から戻ってきての罹患らしいので、シュワブの部隊が何処でいつやっていたのか承知しているかと質したら、知りませんと。そうだよね、沖縄防衛局が教えてくれるはずがないよね。私のネタ(12月の群馬・新潟での陸自との共同演習)ー2020年12月21日の当ブログ参照ーを教えて差し上げた。地元の新潟県上越市と群馬県榛東村のHPに出ているよと。担当者の彼は、「見てみます」と言っていた。
それでは沖縄県の基地対策課は、どの程度把握しているのか電話してみた。残念ながら名護市と50歩100歩だった。米兵の罹患については「うちではなく、保健医療部新型コロナ対策本部総括情報部だそうだ。そっちが海軍病院と情報交換しているので知らないのだと。ずいぶんだね。新型コロナ対策はそっちだろうが、知らないで済まないでしょ。必要な情報の交換ぐらいしてほしいものだ。今時メールというものがあるのだから簡単にできる。速報はメールでできるのだから、あとの要諦の確認を会議して共有する。
また県外での演習後の罹患と言うことは、そもそも何処の部隊がいつ何処で誰と演習しているのか把握していないのかと訊ねたら、新聞頼みらしい。情けない。最低限の情報は防衛省の公表から把握できる。抽象的な書き方なので、分かりづらいが、どの部隊とどの部隊が何処で、いつ遣るかは出ている。そのぐらい目を通しておいて戴きたいものだ。事件が起きてから慌てても遅いのだ。そうした情報を蓄積していくことが一歩となる。これが分かれば、地元の自治体のHPをみればでてくる。詳細不明ならば、地元自治体に問い合わせれば良い。普段の準備が大切だ。沖縄県は米軍が他県でやっていることにも関心を持っているとのメッセ-ジにもなる。
県の担当者は、ご意見を伺いましたと丁寧だったが、どこまでわかってくれたのだろうか。常に県民に目を向けて戴きたい。だからこそ在沖米軍が外で何をしているのか、把握しておくべきだろう。
玉城デニー県知事は大変だろうが、職員の力量が、県民との信頼が県政を動かしているのだから、御苦労様だが、今一歩がんばっていただきたい。過重な基地負担の上にコロナだと、困ったものだ。