ヤマヒデの沖縄便りⅣ 歩き続けて 歩き続ける 再び

「基地の島」沖縄を歩き続け35年、気ままに綴ります。自然観察大好き。琉球諸島を戦場に据える「島嶼防衛」は愚の骨頂。
 

強襲揚陸艦「アメリカ」が寄港・休憩中のホワイトビーチへ(20240319ー➁)

2024年03月20日 | ホワイトビーチ

2024年3月19日(火)曇時々雨

 久しぶりにホワイトビーチに行った。その狙いは、米日共同演習「アイアン・フィスト24」終了(2024年2月25日~3月17日)後の寄港状況の確認。また19日の沖縄タイムスに、19日~21日、ホワイトビーチ沖でパラシュート降下訓練が行なわれるとの情報も得た。

 平敷屋に11時20分頃到着。

予想どおり、米国海軍強襲揚陸艦「アメリカ」がいる。児童公園に上がる前の道から。11:27

いつ入港していたのだろうか?ー3月17日入港と聞いた。

パラシュート降下訓練をやるとすると、些か奇異に思っていた。降下予定地と錨地は離れているが、出港ルートはかなり重なるからだ。時間調整はするのだろう。

こんな掲示があった。「平敷屋から県議を」11:28

うるま市内は既に6月県議選関係のポスターが多数貼られていた。自民党が2つに割れているのか、私は(私は名護選挙区の住民)うるまの県議事情を承知していないが、今回の6月県議選は、沖縄の命運を決めて行く決定的な選挙となることは必至だ。細かな動きにも注目していきたい。

児童公園に上がった。

右側の陸軍岸壁手前で屋部土建が工事中。11:32

クレーンで大きな石材を台船に引き上げているようだ。

バスが5台待機中。11:41 

右手前の2台はお馴染みの東洋バス。残りの3台はどこだ?

関西中央バスというらしい。関西中央バスの沖縄「美ら」支店(糸満)があるようだ。

「アメリカ」の乗員が順次街に繰り出しているようだ。

陸軍岸壁に海上自衛隊のDE234「とね」(第12護衛隊ー広島県呉港)が寄港している。

第12護衛隊は地域配備部隊なのだが、沖縄には来るようだ。前方展開なのだろう。

「アメリカ」の前にいるのは、海上自衛隊YDT06水中処分母船。11:56

掃海艇と対を成して機雷処分に当たる船。

「アメリカ」の甲板。「アイアン・フィスト24」期間中搭載されていただろうF-35B戦闘機や各種ヘリは、原隊に戻っており、いない。船首側に2機のMH-60多用途ヘリが佇むだけだ。ローターを畳んでいるようだ。この船の満載排水量は45570トン。全長257.3m。幅32.3m。甲板は何㎡あるのだろう。前から見ていたら、広さを実感できない。11:56

児童公園展望台脇にある平敷屋朝敏の碑。彼は1700年生まれの士族にして、文学者。住民の窮状に目を向けながら水源地を作ったり、組踊りの作者など、多彩だったようだ。13:00

同碑文。さきほどまでこの碑文は、業者の方が磨き、読みやすく美しくなったばかりだ。13:02

海軍岸壁前方に海上自衛隊沖縄基地隊の掃海艇MSC692「くろしま」だ。右側で海自の支援船が何やら動いているが、意味不明。13:17

海軍岸壁にはぱらぱらと人の出入りがある。13:53

陸上自衛隊勝連分屯地(右手)とホワイトビーチ陸軍岸壁(左手)。崖を隔てて繋がっている。14:03

何故か? 米国に沖縄が占領されて1972年5月15日を経て、日本国に「返還」され、米軍敷地の一部が自衛隊に移管されたからだ。

霧が出てきたし、もう帰ろうか。どうもパラシュート降下訓練はやらないのじゃないか。事前の兆候なし。13時から18時とあるので、断定できないが。新聞記者も誰も来ない。

陸軍岸壁の作業の様子。大きな石を引き上げている。14:16

台船に落とした。14:16

ただし丁寧に落としているので、ほぼ音は聞えてこない。

「アメリカ」をバックに。甲板に殆ど載っていないので撮る。だがしかし載っていれば強襲揚陸艦だ。戦闘・破壊・上陸のマルチ機能をもつ。これが佐世保と勝連半島・沖縄島の米軍と連携して、強襲揚陸作戦をやるのだ。14:17

そして「アイアン・フィスト24」は、米日(陸上自衛隊水陸機動団等)の強襲揚陸部隊の共同統合演習だった。

小雨降る中を帰路につく。

 

 

 

 

 

 



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