ヤマヒデの沖縄便りⅣ 歩き続けて 歩き続ける 再び

「基地の島」沖縄を歩き続け34年、気ままに綴ります。自然観察大好き。琉球諸島を戦場に据える「島嶼防衛」は愚の骨頂。
 

【拡散願います】【補足】ホワイトビーチ沖でのパラシュート降下訓練もなかった(20241022)

2024年10月24日 | ホワイトビーチ

2024年10月23日(火)晴れ

 沖縄防衛局は2024年10月17日に米軍がパラシュート降下訓練を行なうと告知していた。これを私は現地に確認に行った。なかったのだ(既報)。10月17日の海上保安庁第11管区の水路通報に新たに記載されていた。10月18日と22日だと。

 私は18日は沖縄におらず、パスしたが、帰宅後新聞を見ても出ていなかった。やらなかったのだろう。

因みに、防衛省の日米共同統合演習 Keen Sword25によればこうでている。

「自由降下訓練(津堅島地区)」「期間:2024年10月17日(自由降下訓練(約4名*ママ)、機材投下(ボート等を水上で展開) 予備日10月18日、参加部隊:自衛隊陸上総隊(*第1空挺団)(約40名、車両10両程度、ボート6艇程度)米陸軍(約10名、ボート2艇程度)、米空軍(約5名、MC-130)

ということは、津堅島区域=ホワイトビーチ沖で米日共同演習の一環としてパラシュート降下訓練が行なわれる予定だったのだ。

これはこれで大問題ではないか!! 沖縄県は、かねてより中城湾の入り口に当たるこの区域でのパラシュート降下訓練は危険だと指摘し、米軍にやめるように指摘してきたのだ。そもそも1996年12月のSACO合意(米日政府)違反である。それを米日共同で行なうとは何事だろうか!! 沖縄の基地・軍隊による住民の安全な暮らしが正に対中戦争を意図した共同演習によって、また脅かされるのだ。これを許せるはずがない。

よって、私はへばる身体を押して10月22日ホワイトビーチの高台に上がった。

演習は11:00~17:00だと告知されている。

バスの乗り換えが守備良く行かず、11時に遅れた。

記者達は何名もきて居た。

11:49 左の海軍岸壁にキャロリン・シュエスト、右の陸軍岸壁にはなし。沖に何やら停泊している。

まだ行なわれていないようだ。

那覇軍港から移動していたキャロリン・シュエスト。11:51 

米国海軍軍事海上輸送部(MSC)傘下で動いてきたと言われていた。ところが2022年頃から、太平洋特殊作戦軍、海軍特殊作戦コマンドが動かしている海上前方移動基地のようだ。

沖縄島周辺ではここホワイトビーチ近辺でこのパラシュート降下訓練の付き船であるかの如く度々登場してきた。

南側知念岬側から近づいてきたこの船は? 12:05

左折し、中城湾港に入っていく。JUNO PACIFICのようだ。パナマ船籍のタンカーだろう。12:21

沖に掃海艇が見えた。ここで訓練しているようだ。詳細は分からない。

タンカーが、投錨している。10月20日~投錨しているらしい。ALLIED PACIFICだ。こちらは米国籍。民間船だが米国海軍傘下で動いているようだ。12:22

やや光が射している。13:07

トラックがキャロリンに近づき駐まった。タラップに人が居る。キャロリンは動くのか?

北側の金武湾方向から勝連半島をぐるりと回って中城湾を越え、普天間基地に戻るAH-1対地攻撃ヘリ。13:24

今日はヘリが度々飛んでいる。このパターンだ。風向き(南風)的には頷けるパターンだ。

13:34 出てきた。これぞ、キャロリンが搭載している戦闘艇だ。13:34

13:36 これは米国海軍の警備艇だ。前方に軽機関銃を据えている。

13:40 飛び出した戦闘艇。波の立ち方が尋常ではない。爆音も凄まじい。前方(南側)に突進していく。

13:53 今度はMV-22が2機編隊で、北から戻ってきた。中城湾を越えて普天間基地へ。

しかし一向にヘリのパラシュート降下訓練の準備のかけらも見えてこない。

あと3時間の辛抱だ。今日も暑いのだ。

13:59 凄まじい轟音を立てながら戻ってくる戦闘艇。

14:18 中城湾港から出てきた海上保安庁の船だ。ホワイトビーチ沖。MS03「かつれん」だ。海保は「特殊救難艇」と分類しているが、放射線探知船なのだ。何故出てきたのかというと、昨日米国海軍が原子力潜水艦バーモントが沖合に停泊したからだろうが、同艦が居なくなっても探知するのだろうか? 

この情報は沖縄県基地対策課に℡確認した。

15:14 金武湾側からCH-47の飛行音が聞こえてきた。

やはり勝連半島沖から右折。航空自衛隊のCHー47Jヘリコプターだ。那覇基地に戻るのだろう。

15:20 米国海兵隊のUH-1ヘリだ。やはり北側の金武湾側から飛んできた。

16:09 キャロリン・シュエストにタラップから乗り込む乗務員。

奥に掃海艇が戻ってきた。

海軍岸壁の右側に入る。16:15

「692」だから掃海艇「くろしま」だ。

16:16 人がタラップを登っていく。出港か?

16:17 「くろしま」入港。

16:46 海軍岸壁の夕。パラシュート降下訓練はなかった。私は17時20分まで居たのだ。

キャロリン・シュエストは動かなかった。

幸か不幸かなかったのだが、撮り手としては、何故かと思う。沖縄タイムスがCV-22を使うのでないかとの記事を出していたが、昨年末に屋久島沖に墜落した機体であり、これが来るとしたら、通常より大注目されて然るべきだろう。

帰宅後、Keen Sword米日共同演習の一端に、このパラシュート降下訓練が含まれている事を確認した。また、海保の2024年10月21日付第757項では2024年10月22日~24日となっている。また変わったのだ。同時に第747項は削除されていた。いい加減なのか、よほど日米間での合意が流動的なのか。謎だ。見られたくないのだろう。

わじわじいするな! 日米軍はパラシュート降下訓練をやめろ!

 

 



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