ヤマヒデの沖縄便りⅣ 歩き続けて 歩き続ける 再び

「基地の島」沖縄を歩き続け34年、気ままに綴ります。自然観察大好き。琉球諸島を戦場に据える「島嶼防衛」は愚の骨頂。
 

中城湾大外れ(20241021)

2024年10月23日 | 中城湾港

私は2024年10月18日から20日、私用で横浜方面にでかかけていた。10月18日午後、羽田に着き携帯を確認すると、慌ただしい連絡が入っていた。自衛隊が中城湾港(うるま市)に入るというのだ。そんなことを言われても私は羽田だ。

 私が事前に聞いていた予定では10月19日の早朝に入ると聞いていた。申し訳ないが、私は現場に行けない。18日午後、自衛隊は約20両が下りたが、演習中止を訴える人々の抗議によって、それ以上の出入りを食い止めたようだ。19日夜。20日、まで動きは止ったようだ。なぜだかは分からない。機動隊の力で座り込みを排除すれば、できるのに、多数の人員、車両は船内で待機状態のままだったらしい。そして21日の朝、出航したようだ。

 防衛省が作成したKeen Sword25の演習事項にこうある。「統合後方補給・衛生訓練」、「中城湾港を利用して、PFI船舶により輸送を実施」、「期間:10月18日、21日 参加部隊:PFI船舶「はくおう」による部隊移動、人員約270名、車両約100両」「訓練場所及び訓練イメージ:10月18日はくおうに陸自・空自部隊を搭載し、鹿児島県から中城湾港まで輸送します。輸送された陸自・空自部隊は、陸上作戦・航空作戦の各訓練に参加します。10月21日、「はくおう」は中城湾港を出港します。」(一部略)

註:PFI船舶:国が民間船を借り上げて優先的に使える仕組み。防衛省は「はくおう」と「なっちゃん ワールド」の2隻を借り上げている。管理会社は高速トランスポート。この2隻の受け皿になったような会社。

 参加部隊は陸自・空自部隊とあるだけで不詳。鹿児島港(推測)から何処の部隊を乗せたのか分からない。18日について21日撤収というのも短時日過ぎて意味不明。19日、20日の2二日間だけか。お題目にある「統合後方補給・衛生訓練」(兵站)ならば、それなりのミッションがあるだろうに。「陸上作戦・航空作戦」とは、よほど隠したいのか、どうでもいいことなのか? 

 私がこう指摘したいのは、普段船に乗って移動する訓練を殆ど成されていない部隊の兵隊だから、船で移動する訓練が主要だったのではないかと思うのだ。そうでなければ、警察の力を借りて無理矢理下りただろう。丁度衆議院選挙のまっただ中での訓練の強行だから、ソフトにやって問題を表面化させない策を選んだのかも知れない。軍隊の暴力性が白日の下にさらされたら、自公政権にはマイナスになるだろう。

ということが前置きだ。

 私は10月21日中城湾港に向かった。朝起きれず、10時前出発。11時沖縄高速の池武当(いけんとう)着。そこから中城湾港まで約5km。ただ暑くつまらない道を行く。

街路樹の下。茶色はコフウセンカズラ。11:46

中城湾港に入ったのが、13時前。

警備陣もおらず、自衛隊はやはりいないようだ。

西埠頭に回る。

貨物船が1、2隻。閑散としている。13:16

ここいらに「はくおう」は停泊していたはずだ。13:28

湾港の先を左に回る。

海上保安庁大型巡視船PL62「いしがき」が沖合から戻ってきた。13:28

東埠頭へ

東埠頭。PL62とPL63「くにがみ」。続けて「くにがみ」(右)が入ってきた。14:10

14:17 東埠頭の海側から見て奥。タグボートが2隻。

小型のタグボートが6隻。14:17

ということで暑かっただけの無駄足だったが、居ないことを確認したのだった。

池武当バス亭着18時頃(途中休憩した)。


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