2024年9月19日(目)晴れ
私は予定通り、岩国基地の隣を流れる今津川河口沿いを東の先端部まででた。8時35分着。今日は一日岩国基地を観察・撮影予定だった。岩国基地の朝方の出だしは遅かった。それでも土手に多くの軍事マニア達がきていた。私のように歩いてくる奴はいない。みんな、車で来ているのだ。
私は車列の先端の河口を曲がった位置に腰を据え、カメラを出していた。ここに車を止める人は居ないからだ。突き当たりは岩国基地の開かずの門だ。電柱の陰にザックとカメラを置き、少しでも日が当たらないようにしていた。地球は自転しており、その陰ができる部分は変わっていく。その度に、カメラ置き場と自身の席を変えていた。
13時頃、ある車が疾走し、通り過ぎていった。当然、反転してこちらに戻ってきた。すると私が座り込んでいる前に彼は車を止めた。オイ、チョット待て! 座り込んでいる私が見えないのか? 私は立ち上がってどいてくれるように大声で怒鳴った。するとさらにバックしてきたのだ。カメラまで50cm。怒髪天をつくとはこのことだ。
私は呆れた。彼は何らかの事情で、ここに来るのが遅れたのだろう。だから良い席がなかった。それだけのことだろう。丁度駐車していない場所があったので、そこに割り込もうとした。それだけのことかもしれないが、車で私のカメラまで50cmに接近。ここはターンして戻るための場所であって、車を止める場所ではない。完全に私と私のカメラ等を無視している彼。見えなかったのか?!
激怒した私。謝って済む問題ではないのだ。この下に貯水施設があり、道から落ちると転げ落ちる。フェンスがあるからザブンとはならないが。車で落ちたら知りませんよ。彼は状況判断ができており、強引なのか、できていないので、歩く人に過ぎない私など蹴散らせると思ったのか、不明。
軍事マニアでもこれまで、こんな奴を私はみたこともない。自分本位そのものだ。
私はこんな奴の側で撮影を続けることを諦めた。危険すぎるからだ。おちおち撮っていられない。13時20分過ぎにこの場を撤収した。岩国基地を撮ることを諦めた。撮影モードが萎み、戦闘モードになっていたのでは、撮影不可だ。
20日の撮影もやめて、呉に急いだ。
余談ながら事後談:23日の帰りの那覇空港から自宅に向かうバス車内。混んでいて補助席しかない。中学生2名が後方にきたが、補助席の開け方が分からないようだった。私は後ろから教えた。この時私の左隣にいた彼は、ずっとスマホで何かやっていたのだが、お客が入れ替わり新たな補助席を求めていた別の中学生に、スマホの彼が教えてくれた。彼はスマホをやっていても回りに気を遣うことができていたのか。感心、感心。