第46回全国公募写真展「視点」が東京都美術館で開催されました(6月6日から13日)。私はコロナ禍につき、東京に行きませんでした。自分で見ていないのでなんとも言えませんが、見に行ったツレの言うことには、基地・軍事関連は、私のを含めて2作品しかなかったとのこと。大変残念な結果です。
私は中止となったフォトギャラリーをネット配信で見ましたが、予想通りのパンデミックな作品が並び、それは当然だと思いますが、他方で社会性が弱まっていないかと懸念致します。生意気言いますが、戦争が始まる可能性が高まるなかで、それはないでしょう。何がリアリズム写真なのかが問われていると思います。
沖縄のみならず、地域の中に、戦争に向かう形が露出してきているはずです。重要土地規制法など通過したら我々フォトグラファーには最大の脅威が待っています。こういうものをひとつひとつ、生活者の視点から否を突きつけていきましょう。沖縄にいて基地・軍事と無縁な生活はあり得ないと思います。
ということをもうしのべ、高知展のご紹介をします。なお私は全国巡回展のどこかに見に行きます。
日時:2021年6月24日~29日 高知県立美術館です。全部で100点余りが展示されるはずです。無論私の「オキナワ『ブルービーチ』演習場」も展示されるはずです。
高知県美術館は、高知市高須353-2 ℡088(866)8000 開館時間:9:00-17:00(入場16:30)