本日2022年1月6日から、ヤマヒデの沖縄での2022年を始めます。12月の半ばから新聞を殆ど読んでいません。もちろん切り抜きも。世間では名護市長選が始まっており、ダッシュをかけなければなりません。以下、項目的に私の今年にかける意気込みを示します。
①昨年末に書いた長文「問題提起:軟弱地盤だから予定どうりにできないと安心して、いいのだろうか?!-『オスプレイ等プチ飛行場計画』への変更を憂慮する」への反響が殆ど返ってきていません。
皆さんは、思考停止しているんですか?!!! やむを得えず、続編を書きます。前回のはいわば構造分析でしたが、今度は運動論を。前回の末尾に不親切な締めを書きましたが、これは単に時間がなかったからではありません。お一人お一人が考えて、ということを含んだものでした。
今月中に書き上げたいと思います。その上で、講演会を企画(自作・自演)したいと思っています。
それまでは、ちまちまと先の論文をプリントしたものを配布させていただきます。
②名護市長選です。本日、県外の友人からメールをいただきました。「あなたはどちらを支持しているのですか?」と。これには唸りました。そのぐらい名護市長選の構造が理解されていないのでしょうか?
これは驚いていてはまずい。中央政権・自公・維新は、沖縄の抵抗勢力を一掃して、沖縄島・琉球諸島を戦場にするような構えで軍事化を進めています。これと闘うこと抜きに沖縄の闘いはありえない(先の論文もここを提示しています)。だから名護市長選、各首長選、参院選、県知事選も、ここがキーポイントになります。沖縄をもう一度戦禍に巻き込むのか、否か。もういちど国家に命を捧げさせるのか、否か。私は前者を選ぶ沖縄を再現させてはならないと考えます。
ここで敢えて日本国憲法に触れるとすれば、私は地方自治が最優先課題だと考えています。誤解を恐れずに言えば、9条よりも第8章(92条から95条)であり、第3章人権等(第10条から40条)です。ここを忘れて中央政府からの補助金頼みで、生活を豊かにする云々は、だまし討ちであり、命預けますに必然的になってしまいます。新自由主義の下で、経済格差が激しくなってきましたが、その奥で肥え太っていくのは軍事産業です。気づいたときには、「命預けます」としかいえなくなった過去の反省をしっかりとしなければなりません。
しかし人々にとってのお金は、明日のことではありません。今欲しい。だから嫌でもノーと言えない仕組みがっちりとできてきてしまった。
こういうまやかしを暴き出し、確実に生きていける条件を市と県で可能な限り作り出し、その力を背景に国政をかえなければなりません。先の衆院選はこの意味で完敗となってしまいました。
③次にあげるべきは地位協定の抜本的改訂です。検疫フリーの今日のコロナ禍の広がりは、沖縄県、山口県(岩国基地)を中心に広がっています。ふざけるな!!
地位協定というのは単に条文解釈の問題ではありません。解釈権を米国政府・米軍が持っていることにあります。これを打破できる政治は遠い課題ですが、これを彼岸の課題にしてはなりません。今、今日から抜本的に求めていくべきことなのです。これは沖縄オンリーの課題ではない。米日安保体制が生きている全圏域での課題です。
この意味でも米国に依存する自公・維新政権が続けば続くほど、馬鹿を見るのは私たちです。また、地位協定の課題は、事件・事故が起きてからでは遅いのです。日常の中にある構造を剔抉しなければ、なりません。
この問題の解決に一歩でも近づく形で、沖縄返還50年を迎えたいものです。このままうかうかしていれば、元の木阿弥です。
やるべきことは数えきれません。どこから手をつけるべきか、色々思い浮かびますが、諸々の構造の関連を吟味しながらやることが肝心でしょう。私にとって、新基地建設阻止も琉球諸島防衛絶対阻止もひとつながりです。ひとつながりに考えなければなりません。そこは①にあげたことで論点を整理していきます。以上が私の今年に駆ける論点整理です。
④フィールド・ワーカーとして
これは従来に増して、できる条件を昨年えたのですから、可能な限りやります。現場から検診を下し、問題点をえぐり出していきます。フォト・ジャーナリストとしての働きを最大限やっていきます。
⑤併せて、芸術系のフォトグラファーとしても多彩に表現していきます。発表の場を作ったり、販売物を作っていきます。
⑥もっとクールに、もっと和やかに、もっと自由に、相手と自分との関係を探りながら、プラスをよりプラスに、マイナスを減らしていけるように、個々の関係において、努力していきます。
またこの間に関係を悪化させた方々とも、修復したいと思いますが、これは簡単にはいきません。雨降って地固まるといくように、時間掛けていかない限り、納得した形で収まるとは思えないからです。 私は執念深いから…。
⑦当面私は、無所属。どこの団体にも帰属しません。協力できることはします。また3人寄れば文殊の知恵となるような個別の関係を重視しながら小さな輪を環にしていく努力を始めるべき時がやってきたと考えています。辺野古テント村ではなしえなかったことを一から始めます。
今年もどうぞ宜しくお願いいたします。