ヤマヒデの沖縄便りⅣ 歩き続けて 歩き続ける 再び

「基地の島」沖縄を歩き続け34年、気ままに綴ります。自然観察大好き。琉球諸島を戦場に据える「島嶼防衛」は愚の骨頂。
 

【拡散願います】【補足】ブルービーチに陸自水陸機動団がきていた(20240308)

2024年03月08日 | 対中共同統合演習

2024年3月7日(木)曇

私は、2024年2月25日から3月17日にかけて、米日共同演習「アイアン・フィスト24」が相浦駐屯地(長崎県佐世保市)、沖永良部島(鹿児島県)、キャンプ・ハンセン等で行なわれていると承知している。陸上自衛隊は、陸上総隊(水陸機動団、第1ヘリコプター団等)、西部方面隊(西部方面航空隊等)、海上自衛隊は、掃海隊群(「輸送艦」を自称する揚陸艦「くにさき」)、米軍は第31海兵機動展開隊(キャンプ・ハンセン)等、第7艦隊(強襲揚陸艦「アメリカ」、ドッグ型揚陸艦「グリーンベイ」、同「ラッシュモア」いづれも佐世保港が拠点)が、「水陸両用作戦に係わる行動を共同統合により演練し、相互運用性の向上を図ると共に、水陸両用作戦能力の向上を図る」(2024年2月2日陸上幕僚監部ニュースリリースから引用)とあり、私は7日、漸くキャンプハンセンの海側にある演習場ブルービーチを訪れてみた。以下若干の報告を行ないたい。

 9時40分、喜瀬武原(きせんばる)入り口に到着。

国道329のキャンプ・ハンセン億首川西側。左に行くと喜瀬武原。右(海側)はブルービーチ。9:53

ここを右に上がっていく。

正面に金武湾があり、右から平安座島・宮城島・伊計島が広がっている。9:57

この標識は米国海兵隊が設置したものだろう。「戦術車両は、ゆっくりはしれ」

私はほぼまっすぐ歩く。もちろんゆっくりね。

ランタナ。灌木然と見えるが、先日の辺野古では蔓性だった。環境に応じた発達があるようだ。10:09

色もピンク系とオレンジ系がある。

やや右折すると、金武町中心部、左側に恩納岳(左の山)、喜瀬武原方面がみえる。その多くが米国海兵隊キャンプ・ハンセンに盗られたままだ。今は実弾射撃演習の音は聞えてこない。10:34

同じ道を下りていく。田芋の水田だ。防衛施設庁の境界標識。10:38

まちがえちゃいけません。私が歩いてきたこの道路が防衛施設庁(当時)(防衛省)の用地なのだ。

いよいよブルービーチに到着する。

直前に

ツツジの群落だが、よくわからない黒いアゲハが、おかしなところにとまっている。10:44

何がおかしいか。花の蜜をすっておらず、樹冠の上にじっととまっており、よく分からない行動だ。

蝶類行動学をきわめないとならないか。

【補足】この黒いアゲハチョウは、ジャコウアゲハのオスだろう。昨日は忙しくて、適当に書き流してしまったが、彼らの名誉のために補足しておきたい。「フィールド図鑑 チョウ」(東海大出版会刊)によれば、アゲハ類で腹に黄色から赤の斑があるという。私はジャコウアゲハといえば、茶色のイメージをもってきたが、沖縄の亜種は、黒っぽく、特にオスは黒だという。この意味からもジャコウアゲハのオスだと判断する。私は子ども時代、東京の世田谷で過ごしたので、ジャコウアゲハ=茶色の観念が染みついていた。沖縄に於いて認識し直したい。(24年3月8日夜追記)

ケラマツツジ。曇り空でも華やかだ。10:45

この先がブルービーチのゲート。ゲートの外にYナンバー(米軍人・家族・軍属所有)の車両が3,4両駐まっていた。俄に発車した。

ブルービーチのゲート。奥のトラックは陸自車両。よくみれば、水陸機動団施設中隊の車両だ。10:49

水陸機動団がきている。長崎県佐世保市相浦から。

ここを右折し、約400m先を左折。

ブルービーチが見える。

左奥(西側)にテント等。自衛隊の物だ。11:09

川を挟んで、奥がブルービーチ演習場。ゴムボートも置かれている。

自衛隊の車両が入ってきた。隊員が下車した。11:29

なんか動きが始まるか?

静かだ。食事にする。

金武湾右側(西)からヘリの音。あれだ。UH-1。窓全開のようだ。13:29

近づいてきた。13:45

トラックが入り、隊員がマットを下ろしている。13:51

ということはテントを設営するな。

静かだが、私は俄に忙しくなってきた。

金武湾沖を左から右に飛ぶMC-130特殊作戦機。このCTSが占める平安座島の辺りだろう。14:14

3機。14:14

いいや5機もいた。低空飛行の演習だ。レーダーに当たらず、隠密リに敵地に侵入する飛び方だ。

やはりテント設営。自衛隊だ。水陸機動団だろう。14:18

ここでの演習は明日からか。

さっきからぐるぐる回っている。UH-1ヘリだが、ドア全開にして両側にロケットランチャー(発射機)をつけている。14:30

14:30 普天間基地の海兵隊のやつだ。

テント設営しているならば、今日の動きはなさそうだ。帰ろう。

ただし、軍用道路を通る陸自車両があるかも知れない。午前中に来た道を戻ることにする。

午前中よりも視界が悪くなっている。14:52

正面ゲート。14:53

午前中いた同じ車両だ。戻るぞ。

途中で見上げたらシロチョウがバタバタしている。ああ、蜘蛛の巣に引っかかったのだ。15:13

かわいそうだが、手が届かない場所だ。ごめん!

蜘蛛にとっては大戦果だ。

喜瀬武原入り口に急ぐ。この道は防衛施設庁が設置した「軍用道路」だが公道であり、基本誰もが使えるはずだ。

俄に背後から自動車の音。

お! 自衛隊だ。

水陸機動団本部隊車両。2分の1屯トラックか。15:14

続いて大型トラックだ。水陸機動団後方支援大隊「補」とあるが、補給中隊のことだ。15:14

さらに

15:14 水陸機動団ー通とあり、通信中隊だ。

本部、補給、通信がきていたのか。演習の事前準備に来ていたようだ。

なお、今通過した大型トラックは、メインゲートにいたのは施設中隊だったので、それとは別だ。

15時30分頃、喜瀬武原バス停に到着。バスは16時過ぎまで来ない。暫く待つしかない。

続く

 

 



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