ヤマヒデの沖縄便りⅣ 歩き続けて 歩き続ける 再び

「基地の島」沖縄を歩き、琉球諸島を巡る基地・戦争への道を問いかけ、自然を語る。●無断転載、お断り。
 

年末に入って、益々心がざわついています(20201215)

2020年12月15日 | その日暮らし
 今年2020年は地鳴りのようなコロナ禍に支配さてきた。菅首相が遂に年末の28日~1月11日、Go To全国一斉に停止と昨夜発表した。
 私たちは間違えてはいけない。これは「決断」ではない。そうせざるを得ない状況に追い込まれただけだ。あくまでも受け身の姿勢に徹して来た結果なのだ。
 たとえが悪いかも知れないが、山で道に迷ったかなと思いつつドンドン深みにはまり、訳が分からなくたって立ち往生したのに似ている。遭難であれば結果責任は自分(たち)が負うのだ。首相はどうだ。自分たちはどのように負うつもりなのか。菅は人々の命の営みなど無視しており、自分たちと財界の儲けだけが全てだからこうなるのだ。状況判断能力が全くない。聞く耳が、頭がないのだから如何ともしがたい。
 医療の崩壊とは、医療機関の経営の破綻だけにとどまらない。医療を担う人間集団の崩壊が始まっている。それも彼ら彼女らが明確にメッセージを発しているのに聞かずにきた。自然を伺う状況判断能力、社会と政治を伺う状況判断能力がそれぞれあるが、これらは常に単線的なものではない。複雑だ。しかし儲けだけの単線的な判断でやれば、大多数の人が不幸に陥る。
 安倍・菅政権の浅ましさは、分かりやすい。だが既に民主主義の根が崩れている。ジャーナリズムも国会も学問も殆ど右へならえしてしまった。これほどのわかりやすさい現象すら、私たちは見えているのだろうか。甚だ疑問だ。
 ひとり一人が状況判断能力を獲得するしかない。これは自助かも知れない。しかし自ら動かずに、誰も助けてくれないとしたら、自滅を待つしかなくなる。公助を呼び出すには、暗闇の中でも自助からスタートして、誰かが灯りをつけるしかないのだ。しかし、これを一人の英雄潭にしてはならない。ひとり一人が結束しながら、お互いにお互いを確認し合いながら足下を見つめ、前を探していく。
 私も心がざわついているが、ざわざわしていたら、冷静な判断ができなくなる。新しい闇夜の時代を生き抜くための哲学と洞察力、行動力と、何よりも連帯の寄り添う心を培おう。焦るな! 踏ん張ろう。
 


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