ロシアは2月24日、ウクライナに侵攻し開戦。原発を制圧したり、攻撃もしている。停戦交渉が断続的に行われているが、成果は乏しいようだ。ロシアのプーチン大統領は、軍事施設限定で叩くと言っていたが、全く事実は異なっている。どう考えても民間の建物や市街地が攻撃されている。既に1万数千人の人々が、国境を越えて避難を余儀なくされているようだ。
私もウクライナに平和を求めている。どうじにロシアの平和も求めており、全世界の平和を求めている。これは理想主義かもしれないが、人間が「理想」を捨てたらどうなるのか。「悪魔」になってしまうのだ。そのぐらい私たち人間は、不確かな脆い存在だ。このことは、人類の歴史をたどれば、私たち日本人の歴史を辿れば、わかることだ。731部隊の人体実験や、真珠湾攻撃に「日の丸」掲げて、わいわい喜んだこと、沖縄戦でも数々の悪魔的な事態がひきおこされたのだ。例をあげれば、きりがない。
日本政府は、8日、防衛装備品移転3原則の運用指針の改訂をもちまわりの国家安全保障会議で決めたのだ。「国際法違反の侵略を受けているウクライナに対して自衛隊法に基づき防衛相が譲渡する防衛装備」を加えたそうだ。今回は戦闘用防弾チョッキ(ただのチョッキじゃございません)だが、紛争地への軍事装備の移転が今後ますますエスカレートしていきかねない。
今回はロシアの軍事侵攻へのウクライナの防衛戦の支援策だが、そもそも米国と共同して日本国はアフガン戦争やイラク戦争に協力し、一部とはいえ、派兵までしてきたのだ。
本日の沖縄タイムスにこうでている。「ロシア侵攻巡り日米高官協議へ」。「日米安全保障高級事務レベル協議」を東京で今週開催するそうだ。「ロシア軍のウクライナ侵攻を巡って連携を確認。東アジアで軍事協力を進める中国とロシアを睨み、同盟の抑止力強化に向けた具体策も議論する見通し」だとある。
ここから何が飛び出してくるのか、わかったもんじゃない。私は軍事力による解決は不可能だと考える。私たちは人間の暴力性を抑えながら、武力を絶つ努力を重ねるしかない。この意味で、ロシア市民の反戦・反プーチンの闘いは極めて貴重であり、重要だ。どこの国にも独裁者はいらないのだ。
私は、ウクライナに平和を!ロシア市民の人権と民主主義を求める闘いに連帯したい。