おはようございます。2025年1月6日(月)曇り
今年の新春の旅は、兵庫県・岡山県・香川県を移動しながら、小豆島で1月2日を中心に過ごしました。沖縄に住んでいると県外への移動は、基本飛行機での移動になります。昨年末に韓国で起きたボーイング737-800の壊滅的な事故(181人のうち、2名が生き残っただけ)を見て、衝撃をうけました。今回の旅の往復もこの737-800ですから、嫌でも緊張をしいられます。
あれから1週間経った今も、事故原因は明らかにされていません。バードストライクが事故の始まりだったのか、時系列的に何が起きたのかが明らかにならなければ、何ともいえない。一般的に言えば、飛行機の離発着は風に向かいます。この論理に反して、今回は風向きに向かって下りながら、下りずにUターンして、やりなおす。車輪が下りないときは、当然、燃料の消費を待ち、滑走路上に防火対策を行うのが常識です。しかしこれができなかった。
要するに機長は、一刻も猶予ができず、一か八かで胴体着陸を強行し、炎上・爆発。最悪の事態を招いた。車輪を下ろす、フラップを出すのは油圧であり、これが機能しなかったのは明らかです。手動で車輪を下ろせるはずですが、それもやられていない。Uターンして胴体着陸の強行までの単時間に激変が生じたのでしょう。
私はここに機体整備の不良があったと睨んでいます。かたや機長と管制官との交信がうまくいかなかったのでしょう。機長のミスもあったかもしれませんが、危険時にどう対処するのか、マニュアルがあるはずです。いずれにしても事実関係の解明を待つしかありません。当局は事実解明に全力を挙げて欲しい。
今朝の沖縄タイムスに「れいわ国会で増す存在感」が出ています。「独自路線 警戒の声も」がサブタイトル。少数与党の政権運営の中で、国民民主党・維新が自公政権と個別に折衝しており、多数を取れることは可決されるでしょうが、立憲民主党の顔が見えない。明快な顔が見えない中で、れいわが「茶番」と言うのは明快でしょう。現在の与野党のありかたは、軍拡予算を立憲民主党も含め、認めながら、軍拡増税を予定し、消費税の撤廃・減税も行わない。誰を支持しているのかわからない。
れいわは明快です。消費税撤廃を通して、経済を回し、経済再生の基礎を作り出す。一人一人の幸福を目指すことが第一義の党だからこそ、旗幟鮮明です。ただし沖縄において、去る衆院選に当たって、彼等の立憲民主党批判が「オール沖縄批判」と重なり、沖縄の歩みを全否定するかのような絶対的な否定になりました。私もそれには、「ちょっと待て」になりました。
一方で私は立憲民主党に対しては無論、沖縄の立憲民主党にも批判を持っています。国政で軍拡に賛成しながら、新基地建設反対では矛盾しています。立憲民主党沖縄県連は、沖縄での態度と、国政での態度が違いすぎる党中央に対して、明快に是正を求めるべきです。
他方、当然「オール沖縄」の再編も急務でしょう。本格的な議論を起こさなければなりません。
沖縄では宮古島市長選(1月19日)、うるま市長選(4月)が待ったなしですが、沖縄市長の桑江朝千夫市長が昨年末に急逝され、沖縄市長選も1月26日(投票日)にあります。
そして大浦湾での軟弱地盤の改良=海底の破壊・海の破壊が本格的に始まる。こうした動きと、沖縄島を含む島々での日米の軍拡が進む中で、総じてどう対応すべきなのか、本格的に考え直さなければなりません。新基地建設の遅れが、総じてこの国の軍拡化を進めることになり、私たちの視野が全体に及ばないまま、ここまできてしまいました。
この国の政治は既に軍事を公然と中心に据える時代に入っています。当面、自公政権であれ、新たな枠組みになるのであれ、対米従属の政権は変らないでしょう。私たちは個別に踏ん張りながら、総体としてどう変えるのか、考えあう必要が強まっています。戦争を起こさない、平和を目指すありかたを考え実現をしましょう。
戦後80年が、自滅への道に転落していくのか、人間が再生をめざせるのか、大きな分岐点になるはずです。客観的な分岐点ではなく、主体的な分岐点にすべきです。
私ができることは微力ですが、一人一人の協働を考え抜き、やれることをやるつもりです。共に頑張りましょう。