2023年8月24日(木)晴れのち曇
23日の沖縄タイムスに、「『浜テント』荒らされる」とあり、私は見に行ってきた。そこに私(たち)の席はなくなったが、やはり気になるものだ。22日(火)午前、スタッフが気づいたようだ。
これまでも机等が投げ出されたり、看板の損壊事件は度々あったが、この2年なかっただろう。
看板や机、椅子等は元に戻されており、「勝つ方法はあきらめないこと」も健在だった。また台風6号で痛んだ箇所の補強も問題なしだった。14:21
14:23
たまたまこれから海案内があるという。私は辞し、予定通り次に向かった。
辺野古川河口を見て、豊原の丘から埋め立て工事の現況を確認したい。
対岸に向かうため、辺野古川沿いに上流側(北西)に歩く。するとセスナの音がする。14:30
JA10AZであり、昨日大浦湾で見た機体だ。岡山航空のセスナだ。位置といい高度といい、ジュゴンの目視調査だろう。
帰宅後、色々調べたら、岡山航空は、この1月11日、那覇空港で着陸時にプロペラに損傷を負う事故をおこしている。「重大インシデント」と認定され国土交通省の運輸安全委員会が今でも調査中の案件としている(23年8月25日夜ネットで確認)。
この事故機は、(株)いであのJA35DRで、私もこれまでに何度も現場で確認した機体だった。1月の事故の報道の中にこうあった。「このセスナ機は環境調査などを行なう会社が所有し、運航を岡山市に本社があり、チャーター機などを運用する『岡山航空』が行なっています」。これで疑問が解けた。
従来から、(株)いであ(環境調査)が所有していたが、運航はこの岡山航空が担当していたのだ。その機体が損傷したので、以降岡山航空の自社機であるJA10AZを使っているのだろう。昨日からの謎は解けた。
なお、この岡山航空は、岡山市の岡南(こうなん)飛行場(岡山空港とは別)に本社がある。ネットで見ると、色々な事業分野をもっているようだ。国土交通省や防衛省、海上保安庁との関係も記されている。そして22年7月、双日(そうじつ)という巨大な商社の傘下に入りグループ企業になっている。
振り向けば夏空だ(東側)。雷雲が発生している。14:32
対岸に渡る場所の半分がご覧の通り。台風6号の影響だろうが、灌木が倒れ込んでおり、要注意。倒木を避け、私はこの左側から下りた。14:34
昨日大浦湾楚久で見たソレナシバの大きな群落に刺激された私は、ここを改めてみにきた。奥の流れが辺野古川(左側が上流域)。手前のちょろちょろは林縁からの流れ。ここのソレナシバの群落は楕円形をしている。長径が4m、短径が2.5mほど。汽水域だ。海水に覆われても平気なのだ。14:38
近づいてみるソレナシバ(イネ科)。14:41
今度、干満の変化でどうなっているかをよく調べてみたい。
辺野古川河口。14:43
林縁に荷物を置いて、ひとやすみ。ムナグロが来ている。
手前はソレナシバの群落。30mぐらいの距離。
北から南に渡っていく途中だろう。1羽だった。夏羽から冬羽への換羽の途中。14:53
秋の風情はまだまだみえないのだが。
のんびりせずに豊原に急ごう。
と思いきや、上空にKC-135空中給油機が2機、円を描きながら飛んでいる。14:58
高度があるので、騒音は小さい。
私は河口から上がる。マクマオウがぶち切れている。幹の直径30cmはあるが。15:01
15:14 まだ飛んでいる。
15:15 やっと2機が入った。時計と反対回り。
豊原まで坂を登る。
15:29 埋め立て地左(北)側。概ね基礎の部分はできたようだ。
15:29 中央部。後方に長島。一部で土砂の小山を除去している。
右(南)側。15:29
国は辺野古側に目処が付いたと、大浦湾の埋め立てに入ろうとしている。県の「国の変更申請」不承認を最高裁は棄却するようだ。
まだやっている。15:30 何のためなんだろう? 結局、私が居た16時30分頃も、KC-135、2機は飛んでいた。
15:31
15:31 今後も随時見ておきたい。
15:33 ほぼ全景。
自然を壊し、軍事基地を拡張し、飛行場を造る愚。基地の沖縄島から琉球弧全体を基地の島々にしている現在を私たちはどう考えるのか?!
16時頃、久辺郵便局前でバスを待つ。雷雨に降られないまま、無事帰宅。