山クジラの田舎暮らし

岩手県北の田舎に生息する「山クジラ」です。定年後の田舎暮らしや趣味の山行きのことなど、発信していきます。

綱領教室第1巻

2013-09-09 19:37:53 | 読書

 日本共産党の志位和夫委員長の「綱領教室」第1巻を読んだ。実は、近いうちに久慈地区委員会の主催で「綱領教室」をどう学ぶかの講師をすることになっているので、3巻を取り寄せてもらって、まず第1巻を読み終えたところである。

 私は、10年余り二戸市を中心とした日本共産党北部地区委員会で責任者をやっていたこともあって、何度か日本共産党綱領についての講義をしてきたので、何とかなるだろうと思って引き受けたのだが、少し考えが浅かったようだ。

 第1巻では、戦前の日本社会の特質と日本共産党の果たした役割、そして敗戦によって日本を支配したアメリカとの関係などを論じている。戦前の日本社会の特質については、これまで私たちも話してきた点と大きな違いはないし、新しい綱領の中でいっそう日本共産党の果たした役割は鮮明になっていると思う。問題は、戦後日本を支配したアメリカとの関係で、なぜズブズブのアメリカ追従が生じたのかを、戦犯勢力の復活の問題などもからめて明らかにしていることに注目をしたい。私の旧姓と同じ岸信介がA級戦犯の容疑者でありながら復活し、1960年の新日米安保条約の締結の中心人物になったことなど、歴史の中での重大問題としてとらえないと、今のアメリカいいなりの政治がなぜ起こったのか理解できないと思った。また、旧安保、新安保のいずれの時期も、公式に締結された条約の他に秘密協定があって日本をがんじがらめにしているとの解明は、わかっていたようでわからないできた問題に、きびしく回答を与えていると思う。

 いずれにせよ、綱領教室が実施されている期間は、放映時間の関係もあって居眠りばかりしていてほとんど聴いていないので、改めて「綱領教室」を通読し、可能な限り久慈地区の党員のみなさんに伝達できるようがんばりたいと思う。以下、2巻3巻もできるだけ早く読み終え、講義の準備をしなければと気持ちがあせっている。

 


エゾオヤマリンドウに会いに八幡平へ

2013-09-09 16:19:20 | 山行き

 今日(9日)は新聞休刊日で、私の配達している「しんぶん赤旗」日刊紙も休みである。休刊日には、可能な限り妻と一緒に山に登ることにしているが、9月議会が11日開会となるため単独行となった。単独の場合は、難しくないところで人が歩いている山に入ることにしている。そこで、ニュースでもやっていたエゾオヤマリンドウに会いに八幡平をめざした。8時少し前家を出て、九戸インターから高速に入り松尾・八幡平インタ-で降り柏台へ。柏台からアスピーテラインを登って行く。今日は良い天気だった。八幡平の県境駐車場から樹海ラインに入って少し下ると、藤七温泉の源泉の少し上に駐車スペースがあったので車を止め、畚岳をめざすことにする。駐車した場所から少し戻ると「裏岩手縦走コース」の入り口に着く。かれこれ40年あまり前に、ワンゲルの仲間O君と縦走した時に通った道であり、一度は夫婦で縦走をめざして道に迷ったことのあるコースだ。入り口から畚岳まではわずかに0.9㌔で1時間もかからない。登山道に入ると、ちょうどエゾオヤマリンドウが盛りであった。ナナカマドも赤い実をつけていた。

 1時間少し前に畚岳山頂に着く。10時30分だった。畚岳からは八幡平の平らな山頂、なだらかに続く裏岩手縦走コース、そしてその先に秋田駒ヶ岳、西の方には焼山などをのぞむことが出来る。

八幡平山頂をバックに山頂標識

 山頂でおにぎり1個を食し下山。樹海ラインの下にある小さな湿原に入ると、ハクサンシジャン、マルバタケブキ、ウメバチソウ、ギボウシなどの花が咲いていた。

 車に戻って松川方面に下る。少し行くと藤七温泉がある。東北で一番高いところにある温泉で去年の秋に入ったので今回はパスし、岩手山の七滝コースの入り口を調査に行く。確認したところで、八幡平市営の「森の湯」で入浴した。「森の湯」は松川地熱発電所の熱水を引いた温泉で、単純硫黄泉である。柔らかい湯で体が程よく温まった。

 風呂からあがり、ラーメンを食べ西根のスーパーで買い物をして旧安代から浄法寺まで行って高速に乗り、午後4時頃帰宅。天気も良くて素晴らしかったが往復1時間30分余りの山歩きは少々不満である。